秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

歩行禅

酒豪編集者Rに再提出すべく あれこれ雑用の合間を縫って せっせと企画書づくりをしている

気合のいる作業だし Rの苦言を反芻しながらの骨の折れる作業だが とにかく 

こいつを早くRにリリースして 書き続けてきた せつない小説を終わらせたい 

その次に映画のシナリオ 舞台台本とやりたいことが後を切らない

うちの仕事の農閑期に せっせとそいつらを片付け 種を撒き 実りの収穫に期待する

そのスタイルを 年内にうちの オレの仕事のスタイルとして 確立したいのだ


時間がないのだが このところ 自転車を使わず 徒歩で移動しているため 移動時間がかかる

もちろん ダイエットを兼ねて

この間は津野さんの朗読会の帰り 腰を痛めてリハビリをしているプロデューサーのKさんと

目白から新宿まで なつかしの高田馬場を抜け 歩いたし 

つい先日は 今度リリースする東映販売の自主制作作品の音作業のため 中野坂上にあるDスタジオ

まで 往復3時間を歩いた

酒も店でひとりで飲む ひとり酒は 控えている

人に誘われるか 仕事関連で人と合うとき以外 飲まないように心がけている

メシも腹八分 一日一食 多くても二食 油物をさける


そんなこんなをしていたら いつの間にか そうした毎日が楽しくなってしまった

Redにも コレドにも ハンナのばばあの店にも 顔を出さないことが多くなって 不義理している

年に何度か そんなときが来る

別に へこんでいるわけではなく 飲みにいけないわけでもないが

いまは とりわけ人との約束や用事がなければ 一人遊びがしたい時期なのだ

もちろん やっていることは 遊びではなく 仕事の仕込みなのだが


芥川賞作家の玄侑宗久さんに取材の仕事をしたとき

福島県三春の たおやかな時間と 奥さんの入れくれたお茶のおいしさに感動したことがある

片付けなければいけないことは 多いが 玄侑さんもよくやっているという 歩行禅 

つまり 歩きながら脳を掃除していると やらなければいないことの優先順位や 思いあぐねていた

本のタイトルを思いついたりする あせる気持ちを整えられる

なぜだかわからないが いまは そうした時間を生きることが オレに必要な気がしている


ひと段落すれば それが どういう意味を持つことなのか 自分の気持ちとメタボの騎士の体型が

教えてくれるだろう