秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

マリア様

やった~
 
ヤフーのブログで絵文字が使えるようになった! これでかなりブログっぽくなっていくのでは
 
疲れの残る体で、昨日は一日編集作業。吉川奈穂主演作品の編集が仕上がる。
 
長部努が吉川と同調して、いい芝居をしている。欲をいえば、ダメだしはあるが、ある水準には達している。長部と出会ってかれこれ4年くらいになるだろうか。少しずつだが、きちんと成長している。奴は歩みの早さを望むが、そうではない俳優の生き方もある。
 
吉川美穂は、やはり秀逸。次作への期待が高まる。
 
この後、内田悠子、赤沼正一がメインの作品の編集、その後、水月圭がメインの作品の編集と続く。はてはて、その芝居のできばえやいかに。なんてことを考えながら、一作品があがったところで、村娘と会う。
 
前にも書いたが、すくすく伸びたタケノコのような奴。いろいろあって、自分を叱咤激励しながら、がんばっている。が、見込みのある奴、おもしろい奴には、あれこれ毒舌を吐くオレ。単なる戯言なのだが、人によっては、それが重い。
 
結果、ちょい悲しませてしまった。ので、マジ、ごめんのメシに誘う。数週間前に、ネーリストのKから、カントクの毒舌にけっこうやられているから、ほどほどにね、と注意されていた 言葉が現実にガーン! 
 
オレは女性の心の弱さがわかっていても、知らないふりをする、ひねくれ者
 
丁度、Youから、ネーリストKと仕事のことで相談に乗ってといわれていたので、ならば、メシをしてから青山村へということになる。折りしも、そこそこにできあがったOちゃんとイガが登場。疲れたオレはいまいちのノリだったが、奴らの軽口のおかげで、村娘は少し元気な顔に戻った。青山村、癒しのネットワーク
 
オレの言葉は時として、人を刺す。オレたち世代では当然だった言葉が、いまは厳しすぎたり、苛酷だったりする。少しは相手の心の成り立ちや状況を考えろとは思っているし、わかっているが、どうも酒が入るとダメ。酒がなくても、芝居や映画、政治、社会の話になると、ダメだ。
 
しかし、実は、それは、オレの寂しさの裏返しなのだ。毒舌や身勝手な言葉ひとつひとつを、実は、受け止めて、マジに考えて欲しいのではない。そうした、毒舌や身勝手な言葉が吐き散らせる相手でいて欲しいだけなのだ。受け止めるのではなく、そうした時間があることで、オレは、実はとても救われている。
 
酒豪編集者Rもそれを苛立ちながら、許してくれる貴重な知のパートーナーだ。オレのそれを知っているから、初めてオレと対面する性格の素直そうな女性がいると、オレの前で、元バスケのガードらしく、女性をガードする。
 
が、しかし。かなりの年下で、多少なりともオレのような人間に敬意を払ってくれていると、どうしてもオレの言葉ひとつひとつを真摯にまじめに受け取らざるえない。だから、苦しくもなるし、辛くもなる。
 
以前、女優の内田がボコボコにされて、逆キレされたときのように。
 
だが、村娘がいうように、そうしたオレの歪んで、汚れちまった心は、確かに身勝手で、いけないことだ。それがなければ、オレはもっと幸せになれるそうだ。だが、素直さが一番と奴にいわれてると、オレはまぶしくて、つい片手で陽の光を遮ってしまう。
 
愚か者め! その手をどけな
 
村娘に、そういわれたような気がした昨日…。
 
はい。がんばりますは、嫌いだけど、がんばります、マリア様