W大のノリと突っ込み
企画書に向かっていると 夕方 舎弟でカメラマンのTから電話
この間 Redに連れていった仕事の後輩だ 仕事が赤坂でバレたので 連絡をしてきた
この間 家庭のことで あれこれ愚痴っていたので 何かあったのかと 企画書作業を中断して 会う
ちょうど コレドには一月近くいってない 不義理を埋めるついでに 奴を連れていく
折りしも 演奏公演が入っていて いつものバタバタ状態
奥さんのMKさんから 久ぶりじゃん!と ちょいつつかれ Tの愚痴を聞く
だが 物書きモードになると マジ人間になるオレは 奴の気をパッと明るくするような
いつものざれごと説教が出ない 書き物しているとき 人に会わないのは
爆裂して 人を楽しくできなくなるからなのだ
もちろん オレの爆裂を楽しんでくれるような人間に限るが…
そうこうしていると オレがコレドの5周年パーティで 無礼の限りを尽くした
テレビ制作会社のえらいさん 友人の東海林秀文の師匠のSさんが現われた
ファックスで試写会の案内ついでに そのときの無礼については 一応 礼儀として謝ってはいたが
顔を合わせたのは あのとき以来なので これも 一応 大人として挨拶に行く
「なんかあったっけ?」と ぼけるSさん
またまた~ まぁ 不愉快だったろうに 大人しちゃってぇ~ と思いつつ
作家モードになっているオレは いつものように ぶっちゃけられない
尊敬するマエストロのSさんも 知り合いの演奏会なのでと現われた
カウンターはいっぱいになり 演奏会に来たお客さんでごった返す中
しんみりTと飲んでいると Sさんがトイレに行くついでに 声をかけてくれた
爆裂していないオレの様子を見て 「お前 今日 おとなしいじゃないか」
で Tに「こいつに火つけるなよ 爆裂するからな」と軽くジャブを入れられる
ちょいすれ違いに 年下や知り合いにそんな声かけを 軽くする それは大人のやさしさだ
気にかけてくれている ありがたい いい人だ このオヤジ と思いつつ ジャブを打ち返せない
だが オレが 爆裂していないことを 離れたカウンターで見抜くところ さすがじゃないの
そうこうしていると Sさんと同じ会社で経理のえらいさんやってるIさんも登場
で Iさんが「いや 先輩 久しぶり」となる
実は Iさんは オレのW大の後輩 で Sさんはオレの先輩なのだ
実は Tの悩みのおおもとは学歴コンプレックス 仕事でもそうらしいのだが
同居している嫁さん一家は 音楽一家 義理のおふくろは音大の教授
そこで口の重い奴は 子育てのことやら 嫁さん一家の親子関係のあり方のおかしさを
指摘できない ま マスオさん状態で 自己主張ができないし 通らない状態
それが苦になっていたらしい
作家モードでなければ Sさんのいうとおり 日本映画学校出身の奴に ばかか お前は!
ともっと爆裂して 説教していたところだ
確かに学歴は重要だと思う オレはいまでも自分が出たW大を愛しているし 校友会の会員だ
ヤナ奴もいたが そこで出会った仲間や教授たちに感謝も 尊敬も抱いているし いまでも交流がある
あそこでなければ 出会えなかったと いまも確信している
またW大を出たことで 社会に出て得をしたこともある
一流企業の管理職は オレたちのライバル校K大出身者が多い 不思議と卒業して 仕事で出会い
互いがWK大出身だとわかると なつかしくなる 独特の世界があるからだ
飲み屋で知り合っても 他の大学出身者とはできない話ができる
国立トップのT大との掛け持ち受験が多いし WK大落ちて T大に行く奴もいる タメを張れるから
T大卒の友人や知人も互いに多い それぞれに違う特色を持つからリスペクトもある
だから 当然共通の話が生まれ いろいろと都合がいい
また 東映の本編映画のキャスティングプロデュサーFさんと仲良くなったのも
きっかけは 同じ大学の同期だったから それが 伝統校 名門校といわれる強みだ
が しかしだ
それだけで この世の中 生きられるほど 甘くはないのだ
Sさんにせよ Iさんにせよ 学閥や学歴の特典はあったかもしれないが それを生かすだけの
鍛錬や学習があったから そうなれているのに過ぎない
W大にせよ K大にせよ T大にせよ バカはバカ アホはアホだ ヘタに学歴があるから
そういう奴らは かえってバカやアホが 半端じゃない クズみたいな奴らもゴロゴロいる
いろんな奴にもまれ 自分の考えや生き方を鍛錬し 器を大きくする努力をした人間でなければ
せっかくの学歴だって かえって それを鼻にかけるだけで うざいし 邪魔になるだけだ
しかも 学歴ではなく つまり ○○卒ではなく
その大学の独特の空気をしっかり吸う生き方ができたかどうか その人間のセンスの問題
オレが Redの常連で W大の後輩 NテレビのKに ことのほか手厳しいのは
奴がそういうクズになって欲しくないからだ
大学で 何勉強してきたかわからん奴に センスのない奴に 人間が読めない奴に 将来はない
とまあ Tに語りたいことはあったのだが 脳のほとんどが書き物と雑用処理にとられていて
爆裂できないオレは そこそこで帰ろうとした
が 立ち去ろうとするオレに Sさんが 直接声をかえず 新人バーデンダーさんに伝言だといいつつ
オレに聞こえるように 「爆裂してねぇくせに オレより先に帰るんじゃねぇ!と伝言して」と
叫んでいる
もう~ そんなに オレのこと 好きなの? といいたかったが
Iさんの他 同じくW大卒の会社のえらいさん同僚らしき人と3人 大学時代の思い出話や
それぞれの世代が違っていても 通っていた飲み屋や雀荘の話しをしていたことは
オレは 聞き逃していない
会社の同僚仲間の話に 邪魔しちゃわるいと 割り込まなかっただけ
それに 学歴コンプレックスでへこんでいるTがいる
Tがそういう状態でなければ Tは ほっといて 話に割り込んで ぶっちゃけていただろうし
ひとりで来ていた マエストロのSさんとだって もっと話がしたかった
で 盛り上がっていたSさんグループにところにいき 挨拶して帰ることに
Sさんは 「この間 オレ こいつにボロクソにいわれたんだぜ」とIさんに報告
Iさん へぇ Sさんにね とびっくりしながら 笑っている
オレだって もっと Sさんと話もしたかった
あれこれ 先輩に語りたいし 聞きたいことだってあったのだ
が それはいわず ここのところは 低姿勢に 先に失礼する侘びをして帰る
だけど ちょいうれしかった オレの非常識を 間違いなく記憶に残してくれている
気にもしてくれている たぶん まだ こいつ何者?という不透明さがあるから
興味を持ってくれているのだろうが それでも 気にかけてもらえてくれていることは
ありがたい
おざなりの挨拶や 決まりきった上下関係を 飲み屋に持ち込んで 何になる
Sさんには この間 そういって 無礼は承知と無礼をした
まして そんなもんで この世の中の何が変えられる 自分が自分であることを生きなくて
なんの人生ぞ 権威主義を否定し ヒエラルキーがなんのそので 自分の道は自分で拓け
オレたちそれ学んだんじゃねぇ? となったのだ
事実 そんなことを オレは 在野精神 学の独立 進取の精神 と校歌にあるW大で学んだ
おそれらく Sさんたちだって そうなのだ だから オレの無礼を許そうとしてくれた
前回のオレのSさんへの突っ込み 今回のSさんのオレへの突っ込み それはノリだ
端からみたら ハラハラするような互いへの無礼も それができる生き方や根性が
なければできないし この野郎 何ものぞと思わせる力がなくては できないのだ
それにキレもせず たじろぎもせず ノリ突っ込みをやれるのも 人間の器の問題
そこでヘタるような奴は どの名門大出ていようが 何していようが
人間的魅力にはつながらない
どのような出身 経歴であれ 自分を高めるための 学習や努力をしていなくては
何ひとつ身にはつかない が それを あからさまにして こんなにがんばったと
見えるようにやる奴は 品がない
そして いまある仕事 生活 人との出会いに がっつり生きる姿勢を持ち続けていなければ
その品格もなえる 人としての魅力も 力も育ってはいかない
だから 学歴が重要じゃなく 生き方の姿勢と根性が大事なのだ
闘わずして 何が男ぞ 何が人間ぞ
奥さんのMKさんは 帰り際 オレのその言葉を聞き逃さなかった
やはり こいつも半端ない たいした奴だ
ちょい テレビ人Sさん マエストロSさんの気分になる
この間 Redに連れていった仕事の後輩だ 仕事が赤坂でバレたので 連絡をしてきた
この間 家庭のことで あれこれ愚痴っていたので 何かあったのかと 企画書作業を中断して 会う
ちょうど コレドには一月近くいってない 不義理を埋めるついでに 奴を連れていく
折りしも 演奏公演が入っていて いつものバタバタ状態
奥さんのMKさんから 久ぶりじゃん!と ちょいつつかれ Tの愚痴を聞く
だが 物書きモードになると マジ人間になるオレは 奴の気をパッと明るくするような
いつものざれごと説教が出ない 書き物しているとき 人に会わないのは
爆裂して 人を楽しくできなくなるからなのだ
もちろん オレの爆裂を楽しんでくれるような人間に限るが…
そうこうしていると オレがコレドの5周年パーティで 無礼の限りを尽くした
テレビ制作会社のえらいさん 友人の東海林秀文の師匠のSさんが現われた
ファックスで試写会の案内ついでに そのときの無礼については 一応 礼儀として謝ってはいたが
顔を合わせたのは あのとき以来なので これも 一応 大人として挨拶に行く
「なんかあったっけ?」と ぼけるSさん
またまた~ まぁ 不愉快だったろうに 大人しちゃってぇ~ と思いつつ
作家モードになっているオレは いつものように ぶっちゃけられない
尊敬するマエストロのSさんも 知り合いの演奏会なのでと現われた
カウンターはいっぱいになり 演奏会に来たお客さんでごった返す中
しんみりTと飲んでいると Sさんがトイレに行くついでに 声をかけてくれた
爆裂していないオレの様子を見て 「お前 今日 おとなしいじゃないか」
で Tに「こいつに火つけるなよ 爆裂するからな」と軽くジャブを入れられる
ちょいすれ違いに 年下や知り合いにそんな声かけを 軽くする それは大人のやさしさだ
気にかけてくれている ありがたい いい人だ このオヤジ と思いつつ ジャブを打ち返せない
だが オレが 爆裂していないことを 離れたカウンターで見抜くところ さすがじゃないの
そうこうしていると Sさんと同じ会社で経理のえらいさんやってるIさんも登場
で Iさんが「いや 先輩 久しぶり」となる
実は Iさんは オレのW大の後輩 で Sさんはオレの先輩なのだ
実は Tの悩みのおおもとは学歴コンプレックス 仕事でもそうらしいのだが
同居している嫁さん一家は 音楽一家 義理のおふくろは音大の教授
そこで口の重い奴は 子育てのことやら 嫁さん一家の親子関係のあり方のおかしさを
指摘できない ま マスオさん状態で 自己主張ができないし 通らない状態
それが苦になっていたらしい
作家モードでなければ Sさんのいうとおり 日本映画学校出身の奴に ばかか お前は!
ともっと爆裂して 説教していたところだ
確かに学歴は重要だと思う オレはいまでも自分が出たW大を愛しているし 校友会の会員だ
ヤナ奴もいたが そこで出会った仲間や教授たちに感謝も 尊敬も抱いているし いまでも交流がある
あそこでなければ 出会えなかったと いまも確信している
またW大を出たことで 社会に出て得をしたこともある
一流企業の管理職は オレたちのライバル校K大出身者が多い 不思議と卒業して 仕事で出会い
互いがWK大出身だとわかると なつかしくなる 独特の世界があるからだ
飲み屋で知り合っても 他の大学出身者とはできない話ができる
国立トップのT大との掛け持ち受験が多いし WK大落ちて T大に行く奴もいる タメを張れるから
T大卒の友人や知人も互いに多い それぞれに違う特色を持つからリスペクトもある
だから 当然共通の話が生まれ いろいろと都合がいい
また 東映の本編映画のキャスティングプロデュサーFさんと仲良くなったのも
きっかけは 同じ大学の同期だったから それが 伝統校 名門校といわれる強みだ
が しかしだ
それだけで この世の中 生きられるほど 甘くはないのだ
Sさんにせよ Iさんにせよ 学閥や学歴の特典はあったかもしれないが それを生かすだけの
鍛錬や学習があったから そうなれているのに過ぎない
W大にせよ K大にせよ T大にせよ バカはバカ アホはアホだ ヘタに学歴があるから
そういう奴らは かえってバカやアホが 半端じゃない クズみたいな奴らもゴロゴロいる
いろんな奴にもまれ 自分の考えや生き方を鍛錬し 器を大きくする努力をした人間でなければ
せっかくの学歴だって かえって それを鼻にかけるだけで うざいし 邪魔になるだけだ
しかも 学歴ではなく つまり ○○卒ではなく
その大学の独特の空気をしっかり吸う生き方ができたかどうか その人間のセンスの問題
オレが Redの常連で W大の後輩 NテレビのKに ことのほか手厳しいのは
奴がそういうクズになって欲しくないからだ
大学で 何勉強してきたかわからん奴に センスのない奴に 人間が読めない奴に 将来はない
とまあ Tに語りたいことはあったのだが 脳のほとんどが書き物と雑用処理にとられていて
爆裂できないオレは そこそこで帰ろうとした
が 立ち去ろうとするオレに Sさんが 直接声をかえず 新人バーデンダーさんに伝言だといいつつ
オレに聞こえるように 「爆裂してねぇくせに オレより先に帰るんじゃねぇ!と伝言して」と
叫んでいる
もう~ そんなに オレのこと 好きなの? といいたかったが
Iさんの他 同じくW大卒の会社のえらいさん同僚らしき人と3人 大学時代の思い出話や
それぞれの世代が違っていても 通っていた飲み屋や雀荘の話しをしていたことは
オレは 聞き逃していない
会社の同僚仲間の話に 邪魔しちゃわるいと 割り込まなかっただけ
それに 学歴コンプレックスでへこんでいるTがいる
Tがそういう状態でなければ Tは ほっといて 話に割り込んで ぶっちゃけていただろうし
ひとりで来ていた マエストロのSさんとだって もっと話がしたかった
で 盛り上がっていたSさんグループにところにいき 挨拶して帰ることに
Sさんは 「この間 オレ こいつにボロクソにいわれたんだぜ」とIさんに報告
Iさん へぇ Sさんにね とびっくりしながら 笑っている
オレだって もっと Sさんと話もしたかった
あれこれ 先輩に語りたいし 聞きたいことだってあったのだ
が それはいわず ここのところは 低姿勢に 先に失礼する侘びをして帰る
だけど ちょいうれしかった オレの非常識を 間違いなく記憶に残してくれている
気にもしてくれている たぶん まだ こいつ何者?という不透明さがあるから
興味を持ってくれているのだろうが それでも 気にかけてもらえてくれていることは
ありがたい
おざなりの挨拶や 決まりきった上下関係を 飲み屋に持ち込んで 何になる
Sさんには この間 そういって 無礼は承知と無礼をした
まして そんなもんで この世の中の何が変えられる 自分が自分であることを生きなくて
なんの人生ぞ 権威主義を否定し ヒエラルキーがなんのそので 自分の道は自分で拓け
オレたちそれ学んだんじゃねぇ? となったのだ
事実 そんなことを オレは 在野精神 学の独立 進取の精神 と校歌にあるW大で学んだ
おそれらく Sさんたちだって そうなのだ だから オレの無礼を許そうとしてくれた
前回のオレのSさんへの突っ込み 今回のSさんのオレへの突っ込み それはノリだ
端からみたら ハラハラするような互いへの無礼も それができる生き方や根性が
なければできないし この野郎 何ものぞと思わせる力がなくては できないのだ
それにキレもせず たじろぎもせず ノリ突っ込みをやれるのも 人間の器の問題
そこでヘタるような奴は どの名門大出ていようが 何していようが
人間的魅力にはつながらない
どのような出身 経歴であれ 自分を高めるための 学習や努力をしていなくては
何ひとつ身にはつかない が それを あからさまにして こんなにがんばったと
見えるようにやる奴は 品がない
そして いまある仕事 生活 人との出会いに がっつり生きる姿勢を持ち続けていなければ
その品格もなえる 人としての魅力も 力も育ってはいかない
だから 学歴が重要じゃなく 生き方の姿勢と根性が大事なのだ
闘わずして 何が男ぞ 何が人間ぞ
奥さんのMKさんは 帰り際 オレのその言葉を聞き逃さなかった
やはり こいつも半端ない たいした奴だ
ちょい テレビ人Sさん マエストロSさんの気分になる