朝まで大騒ぎで、次の日は…
Ｍさんの奥さんは、かなり飲んでいて、やはりＭちゃんがいなくなるのが寂しげだった。
天然のＭちゃんとＭさんの奥さんは微妙に意気があってたし、オレも二人の少したらっとしたズレた間が
なんとなくよかったのだが…
しばらくはＭさんたち夫婦でやって、４月から強力な助っ人が参戦するらしい。
で、リタイアしたＭちゃんを誘って、その帰りはＲｅｄの月例誕生会へ。写真はそのときの模様。
ちょい参加者は少なかったが、常連のハマはこれないといっていたが顔を出したし、誕生月のＭＡＲＩち
ゃんと先月体調をこわして参加できなかったＩちゃんも出席。この間、メジャーデビューしたタミーもツ
アーの隙間をぬって参加した。
閉店前にほとんど帰ったけど、Ｍちゃん、ハマ、ＭＡＲＩちゃん、それにＲｅｄのオーナーＹｏｕとお手
伝いＥも後から駆けつけて、六本木のカラオケで朝まで騒いだ。
ＭＡＲＩちゃん、ちょっと悩んでいることもあり、はじけていたし、Ｍちゃんもいろいろ考えてリタイア
したらしく、こちらもはじけていた。
何か心にあるときは大きな声で叫ぶのがいい。
騒いだら、腹が減って、焼肉が締まっていたので、六本木のファーストステージで毎週金曜の夜、ジャズ
をやっているＹさんたち先輩たちに教えられた２４時間の中華屋へ。
時計をみたら、もう５時過ぎ。電車を求めて、みんな散っていった。
Ｍちゃんにはちょっと悪いことをした。
あまりよく知らない仲間の集まりに突っ込んで、話が見えないこともあり、つまらない思いをさせたかも
しれない。
「どういう集まり？ どういう関係？ あなたたち、家族？」
うん。確かに。歳の違うオレたちが、しかも、常連とはいえ、客と店のオーナーが兄弟かダチのように
盛り上がり、でいながら、微妙に悩みを聞いたり、その悩みを共有しようとしている。また、励ます。
下ネタから哲学まで。留まることなく、語る。
できることは限られているが、役に立つことであれば、何か役に立とう。それが飲むことくらいだった
ら、付き合うぜ。みたいな感じが、確かに、いきなりでは戸惑うだろう。
ごねんね。Ｍちゃん。でも、この人たち、みんな人好きなんだ。
うざったいかもしれないが、Ｍちゃんのことをもうみんな友だち扱いしている。
そうこうして、結局、昼に起き、体育会系編集者のＲと築地の店へ行く約束があるから、腰湯で酒を抜き
向かう。
築地の店の詳細は残念ながら教えられない。紹介されたプロデューサーに「荒らすなよ」と脅されてい
る。それくらい、うまい店。
そこで、午後２時からだらだらとＲと飲む。飲みながら、最近降りてきた、書籍の企画を話すと、さすが
オレが見込んだＲ、すぐにピンと来た。ある意味、その話を聞いてほしくて、Ｒを誘った。
店を出ると、まだ日が高い。前の日の酒が残っているオレはほとんどできあがっているが、酒豪のＲは
なんのこと。で、炭水化物は酒だけだから、腹が減る。で、西麻布のピザ屋へぶらぶら電車と徒歩で向か
う。オレがピザならここ、というくらいうまい。港区界隈では出前ピザをやっているサルバトーレ。
そこでワインを一本あけたら、もう駄目。
酒豪のＲはまだ飲み足りない感じがありあり。そりゃそうだ。オレも前日のぶっちゃけがなかったら、ま
だ飲めた。Ｒは頭もいいが、気骨もある。どんな話でもついてくるし、下ネタから哲学までＯＫ。それに
物づくり全般に関心があるから、オレの思いつきや直感にいいアドバイスをしてくる。話をすれば、いろ
いろなアイディアも生まれるのだが、さすがに、その日は退散。
そして、今日は朝からボランティア。あやうく失念しそうになったが、なんとか時間に間に合った。
この怒涛の３日間を終えて、二日ぶりにＰＣを開くと、２７日の試写会参加の連絡がいくつか入ってい
た。残念ながら参加できないという連絡もあるが、久しく会っていない人間からの参加連絡もある。
やはり、人は何か自ら仕掛けていかないと人間関係は広がらないし、新しい出会い、新しいチャンスにも
めぐり合えない。
すべては人が持ってくるのだ。自分の未来も運も。
そして、愛も…。
