秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

世の常識

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

Red恒例の月例誕生会の模様。

前日の秀嶋組ヘアメイクHの結婚祝いのパーティに続き、昨夜は、恒例の誕生会。イガ、Ryoko、ヒロの三人が誕生月。物書きのMちゃんも今月14日が誕生日で参加したいといっていたのだが、前日にメール。札幌から持ち帰ったイラストの仕事が遅れて、不参加。たまに顔を見せる、建築士のトシちゃんも誕生月だった。

Red変態常連イガの誕生月ということもあって、変態三銃士のハマ、オレ、それにダルタニアンのOちゃんも顔をそろえる。酒豪編集者R、イモト、ネーリストのKさん、トモ、Aといった常連メンバー。

一時、祝いの集いと知ってから知らずか、初参加の若い連中の飲み会状態にようになってしまい、切れそうになった。会の趣旨も誰が主役かもわからない。初参加でもかまわないし、それを受け入れないような了見の狭いことはいわないが、誕生会なのだから、それを心得て参加するのが大人の常識。

祝いの気持ちもなしに、飲み会にされては、会の意味も趣旨もわからない。祝ってやろうという気持ちで参加している人間には、不愉快な空気だ。誕生月の連中は、それを気にするような狭い連中ではないが、年齢55歳のオレには、それが非常識としか写らない。家庭や会社でどういう教育をされてきている。いい歳した社会人なのだから、少しは考えろ。といいたいところだったが、折角の誕生会の集まりに水を差すのもオトナ気ないと、とっと退散を決め込んだ。

恒例のプレゼント発表もできず、ならば、プレゼントを渡して、退散しようとしていたら、カリスマ美容師、ベティが現われ、Youの音頭でやっと誕生会らしくなる。

だが、盛り上がりすぎで、ベティがダウン。奴の人生で初の泥酔状態。飲めない奴が、テキーラを5杯も一気飲みやったという。ノリで飲んでしまった奴も奴だが、酒によわいのを知っていて飲ませた奴らも奴ら。ま、その場のノリでそういう空気になってしまったのだろうし、そうしたノリもわからないではないが、ぼちぼち、若さゆえでは済まされない年齢になっている。配慮が足りない。

結局、オレ、酒豪編集者R、Ryokoで快方し、ベティをやっとこ、乃木坂のオレの事務所に担ぎ込んだ。ベティは恐縮しきりだったが、ま、いい経験をした。常連ばかりの集まりで、危ういことにはならないという安心感もあったのだろうが、奴は女。これで、自分の限界も、甘さもわかっただろう。

目くじら立てて、あれこれいう気はないし、若い連中の集まりなのだから、不足不利、思慮の足りないことがあってもいい。オレもそういうときがあったし、いまだって、年齢からいったら、常識はずれのことをしている。だから、一方的に、一概に、あれこれいう気もないし、いえる立場でもないが、他者への配慮は、その多少の違いはあっても、あった方がいいに越したことはない。

オレが若い頃なら、先輩や周囲のオヤジに、一つや二つの説教はくらった。いま振り返ってみれば、ダメとか、悪いとか、責めるような言い方はされていなかったような気がする。先輩や周囲の大人が伝えようとしていたのは、それはそれでいい経験だが、他人への配慮は忘れるなよ、ということだった。

世の常識とは、ときとして、人の自由を縛り、人を追い詰める凶器にもなる。その使い方は慎重であるべきだ。だが、だからとって、世の常識すべてを否定していいものではない。

人が他者と接する上での当たり前の常識をないがしろにするのも、若さの一つの形だが、それをないがしろにしないことで覚えられる、知恵ややさしさもある。出会える新たな絆もある。そのために、世の常識を覚えることも悪いことではない。