秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

なにひとつ、未来は手に入らない

コロナでいろいろなものが変わり
きっと大きく変わっていくだろう

スローライフにも スローフードにも
ライフスタイルそのものが自然を消耗したり
心を消耗させる生き方から

そうでない生き方の選択があることをぼくらは
知った

自動車業界はハイブリットから電気自動車や
水素自動車へと転換を始めている

日本はまだまだだが、ヨーロッパでは再生可能
エネルギーの活用へ大きく加速し始めた

減農薬や有機食材が当然とされるようにもなって
いる

都市の在り方さえも見直しが始まっている

そこに乗り遅れているのはじつは、この国だ

避妊治療対策で事が好転することなどない
少子化対策においても先輩であるヨーロッパに
少しも学ぼうともしていない

急速な高度成長と消費社会の到来、そして
バブル崩壊からいまに続く低成長、実質マイナス
成長へと急激で、極端な変化に

この国の法律も制度も政治まったく追い付いていない
それに気づいている大人も政治家も財界人も
まったくといっていいほど少ない

本当のことが、本当にわかったというのは
行動においてしかないのだ

言葉だけで、体裁をつくり、対策を先送りする
この国人たち


とりあえず変化は好まないというこの悠長さは
どこから来てるのだろう

おそらくは何かを意図的に、かつ理念を持って
選択するという尺度を持っていないからだ

 

選択することがいやま怖くなっているからだろう

井戸端会議のように何に不満をいい、愚痴をこぼし

人を非難することはできても

 

何が大切で 何が重要なのか それを推し量る

知恵も 知性も 教養も 品位もない人たちが

増えている

 

だが、悲惨を被り、生活の困難に直面し、未来を
失うのは自分たちなのだ

いまに心地よさを感じてそうできない人は

なにひとつ、未来は手に入らない