秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

前向きに倒れたい

心配していた照明のSから連絡が入る。
 
やはり、予想した通り。落ち込んで、ひきこもっていた。いまは、そっとしておいて欲しい…。そのメールが痛い。来月、撮影前の打ち合わせには復帰できるとあった。
 
人の人生どのような試練、困難があるかわからない。それとどう向き合い、どう乗り越えていくかで、その人の人間性も問われる。Sは、きっとその戦いの中にいる。
 
午後、中高年のバイプレイヤーの集団、KのマネジャーSさんが来訪。もう長い付き合いで、あうんの呼吸で、俳優の資料が出てくる。東俳のKさん、サンミュージックのFさん、昨年独立してプロダクションを立ち上げたSさん、おなじみの東映アカデミー
 
いつものながら、どの事務所も素早い対応に頭が下がる。
 
今回は登場人物が多い。それだけに、オーディション参加者も多くなる。1日のオーディションの段取りを来週月曜日までには終え、オーディション前に香盤表(場面ごとの俳優の登場表とタイムスケジュール)を作成してしまいたい。
 
今週金曜日の午後からは、出張。京大グループのシンポがある。帰るのは、日曜の昼。それまでに撮影日を確定させたい。
 
と同時に、書きかけの小説も気になり、かつ、社会評論の原稿も心にひっかかっている。
 
だが、自分の原稿が書けない中、拙著『思春期の心をつかむ会話術』を読んで、ブログで子育ての体験記を掲載しているお母さんから、サイト紹介のお礼の書き込みをいただいた。
 
数日前に目にとまり、ブログのご案内の書庫に紹介していたのだが、それに気づいてくださったらしい。
 
あれやこれや手を出し、時間に追われる日々だが、人生、いつ何が起きるわからない。龍馬ではないが、志半ばで倒れるなら、前向きに倒れたい。それが、地域や社会、国の変革につながる試みなら、ささやかな一歩でも、波風立てて、進むべきだ。
 
そのとき、自分の幸や不幸は関係ない。