秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

ぎゅーっと絞られて

企画書2本。4本分の映像作品の提案書を書き上げ、担当プロデューサーに送る。
 
資料読みから企画書に落とす、その過程が一番時間がかかり、脳も全開。わずかA4に2枚の企画書でヘトヘトになる。大量の資料ペーパーや本をぎゅっと詰め込むのは苦労がいる。
 
今週末からは、月末締め切りのコンペ提出用の企画書とシノプシス制作作業に入らなくてはいけないから、来週頭までに、こちらの企画書は大方まとめてしまいたかった。
 
企画書書きであせっていたとき、姉から電話。この間、突然、オヤジが福岡の実家の処分について電話してきて、何か姉ともめているのかと心配になった。オヤジは姉から電話があるまで、何もいわなくていいといってはいたが、ぶっちゃけ姉に事情を聴いていた。
 
姉も、オヤジにあらぬ心配をさせてはと、再度話をしたという。で、突然、だから、ああなたにも話したっていったわよ…。うんうん。と実家を売りに出したことかと思えば、売れたって、あなたに伝えたって…。?????。
 
姉と話をしたとき、売りに出しているとは聴いたが、すでに売れたという話は聴いた気がしない。え、いつ?。3日前…。え??? 昨日電話でいったでしょ。???
 
ということで、オレの実家はオレの知らないうちに、すでに販売されてしまっていたらしい
 
姉、オヤジと話してみて、オヤジが突然電話してきた理由も、やっと合点がいった…。
 
建て替えになったとき、差額分のローンを相続した姉が払っていたのだが、60歳で嘱託職員になり給料が減て、支払いが負担で、売り出すことを決めたらしい。しかし、数ヶ月経っても売れない。ならば、このままローンを支払い続けるしかないかとオヤジは、姉に代わって、支払いをしなくてはと考えたようだ。
 
だが、86歳のオヤジがそこに住めるわけもなく、ローンを払う価値や意味がない。オレに電話してきたのは、将来、オレが福岡に帰る、帰りたいという意志があるなら、手元に残しておく意味もあり、支払いを続ける意味もあると、どこかで考えたのもかもしれない。
 
結果オーライで、あれこれあっても結局売れて、これまで支払った姉のローン分も返ってくるし、それなりのまとまった金額にはなるから、利益にもなる。姉とオヤジは、話し合って、すでにオレに資産を分与することも決めていた…
 
本当なら、実家のいろいろもオレが考えなくてはいけないことだった。それが無理だとしても、オヤジは実家にオレと住みたいようなことを、おふくろが亡くなったとき度々口にしていた。
 
申し訳ない思い、やくざな仕事で生活が落ち着かないオレへの気遣い、それへの感謝と、複雑な気持ちになる。もうあの家がない、という寂しさもある
 
企画書書きのストレスもあり、そんなこともありで、ついに1ヶ月以上続いていた禁煙を破る 
 
だが…
 
夜、資料をとりにきた、姫にすかさず指摘される。吸ったでしょ! ごめんなさい…と、ゲロるまでそう時間はかからなかった。嵩にかかると先生のような、部活の女先輩のような、母のような圧力が奴にはある。
 
非難轟々。確かに。せっかくここまでやってきたことだから、ここで投げ出そうとも思っていないが、奴が指摘するように、この心の弱さを克服しなくては、本当にタバコをやめることはできないのだろう。
 
朝も、酒席でも、食事あとでも、仕事終りでも、タバコを欲しいとまったく感じなくなったことは、画期的だが、厳しい○○○先生は、そんことでは許してくれないし、認めてくれない。
 
ぎゅーっと、絞られて…再び、禁煙一日から再開