秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

色彩のブルース

もう10年も前のことだ。つけっぱなしのJ-WAVEから流れてきた一曲に、原稿を書く手がとまり、フリーズしてしまった。
 
関西の大劇場公演用の台本を書くことになり、鬼束と同じく、このバンドの曲を使うことにした。
 
担当のテレビプロデューサーのSがオレの意向をくみ、劇中曲使用の許可をとり、それが縁で、ライブに何度も招待された。それで、ますますはまってしまった。
 
インディーズの世界、つまりアンダーグラウンドの世界にありながら、狭窄せず、メジャーを射抜き、風穴を開けるパワーがそこにあった。
 
演劇が失った力、音楽が見失った力、そのすべてがそこにあった。