秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

色彩のブルース

パリの匂い、昭和の匂い、そこにあるのはモダニズム
 
東京藝大のモダニズム展に撮影でいったとき、商業デザインやイラストにある、モダニズムが、時代の復刻として登場するときがあるだろうと予感した。
 
やがて、それはカフェブームという形で姿を現し、シンボリックに一つのバンドが登場した。
 
FMで、ふと耳にした音楽に驚愕し、その日のうちにCDを手に入れたのを覚えている。
 
ある芝居の挿入曲にこのバンド音楽を使おうと、気を回してくれたプロデューサーのネットワークで、ライブを2度も聞きにいった。
 
鶯谷に残った、元キャバレーのひなびた空間は、あまりに、いまふうカフェに似つかわしく、このバンドに合い過ぎていた。
 
死ぬかと思う病気をした、数週間後のことだった…。