秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

空に星があるように

荒木一郎の名曲。
 
60年代後半、グループサウンズ隆盛の頃、突然、彗星のように現われた。それにふさわしく。デビュー曲がこのタイトル。そのソフトな歌い口は大人から若い世代まで、圧倒的な支持を受けた。
 
母親が著名女優だったこともあり、文学座に属し、俳優としても活躍したが、69年に婦女暴行事件で逮捕され、一瞬にして、芸能界から姿を消した。当時、パッシングはすごかったが、本当にレイプ事件だったかどうか、真相は不明のまま。
 
数年後に復帰し、俳優、プロデューサーとしても活躍。必殺シリーズの音楽なども手掛けている。
 
昨日、探査衛星はやぶさが奇跡の帰還を果たした。7年にわたる活動中、通信不通になり、行方がわからなくなる、エンジントラブルに襲われるなど、ほぼ回収は不可能とされていた。
 
奇跡の生還。技術者たちは、大気圏に突入し、本体が粉砕され、資料カプセルだけになるはやぶさに、母なる星、地球を見せてやろうと、わざわざ突入寸前、地球の方へカメラを180度転回させて、その目に地球を焼き付けた。
 
そのニュースを聞いたとき、ふと耳もとに蘇った曲…。

空に星があるように(1976年) 荒木一郎