同窓会と村娘
半年振りの同窓会。とはいえ、同級で東京在住の主婦連との個別飲み会。
3年前、在京の同窓会に呼ばれ、初参加したとき、同学年の女子たちと再会し、以来、年2回ほど、オレのオフィスで飲むようになった。
外で飲み会では金がかかるし、オレたち世代は、家飲みが若い頃、普通だった。オレの事務所なら、気兼ねいらない。互いに酒や食いものを持ち寄り、まるで高校生気分で酒を飲む。
以前、ハマが顔を出して、奴のことを心配した主婦連が速射砲攻撃で、ハマに檄を飛ばしたのは、確か半年前。
今回、村娘に御礼を渡すこともあって、村娘も参戦させる。ネーリストの店で爪モデルをやって、立ち寄るといっていた奴に、紹介したいおばさんたちがいるというと、今日、ジーンズだけど…。とあらぬ誤解。さらには、本当にソンチョウって身勝手よね。
そこは、ま、いいからと無理クリさそう。相手の顔がわからず、奴にすればいい迷惑だったろうと思う。が、しかし。参加してみれば、みんないい奴。村娘、さほど時間を待たずに、打ち解ける。オレの読み通り。
結局、一人で、ぼぼワインを二本空け、またまた、村娘に超失礼なことを口走ったのではないかと、はらはら。マジ、後半、何を話したかも覚えていない。
同級生のIが、現在の政権批判の矛盾を鋭く指摘していた当たりまでは覚えているが、その後は、おぼろ。
それだけ気の置けない、楽しい飲み会だった。村娘が参戦してから、それまで、秀嶋が!と呼び捨てにしていなのが、秀嶋さんがさ、と敬語なんてつかいやがる。
村娘に気を遣ってのことだろう。オレたち高校の同級は、やんちゃをやりながら、そした世間の常識もきっちり学んだ。
頭の痛い、朝を向かえながら、久しぶりのストレスのない時間をすごし、同級生に感謝。