秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

立ち上がるのに年齢は関係ない

気持をあれこれとられて、ブログの更新さえ、満足にできな日々が続き…
 
これではいけぬと、6キロの負荷をかけたリュックと両手に鉄アレーを1.5キロずつ持ち、軽いジョギング。自宅に戻って、しばらくすると高校の同級生のSから電話。渋谷で二次会をやるので来ないかという誘い。
 
毎年この時期、東京及びその近郊在住の高校の東京同窓会がある。昨年も本会には出席せず、一学年下の連中と二次会をやるというので合流した。この歳になれば、一つ二つの違いはもうない。ほぼ同級生のようなもの。
 
なんでもオレたちの一つ上の学年とオレたち、そして、一つ下の学年とで来年の同窓会の幹事をやることが本会で決まったらしい。Sの誘いの電話を代わり、だから、秀嶋さんにぜひ来てほしいんですよ…といったのは、かつて生物部のエースと紹介されたMくん。
 
オレたち学年の女子3人と一つ下のMくん。警察署の署長という固い仕事をしているYさん、博多下町のおばさん風のIさんとで同窓会について語り合う。
 
ふと、あの頃もいまも、オレたちの前には、それまでの経験だけに頼っていきる愚かな世代がおり、新しいことをやって示さなくてはわからない連中がいるのだ…と痛感する。
 
お仕着せのような式次第と決まりきったあいさつだらけの同窓会は、年配の人たちには安心で居心地がよいかもしれないが、オレたちやオレたちより年下の連中にしたら、うざったいものでしかない。
 
ホテルのパーティスペースを借り、たいしてうまくもない料理を高い会費を出して食べながら、年寄たちの思い出話を強引に聴かされる。楽しいとも思えないそんな同窓会を何年続ければ気が済むのだろう。

なんてことを語りつつ、オレたちがあの頃、それまでとは明確に違った高校生活をつくりだし、だれもが口を揃えて、自分たちの高校時代は楽しかった…あんな時間は人生の中で二度とないだろう…と言い切れるのは、やはり、つまらないことはやらない、みんなが楽しめることを自発的につくりあげようとしてきたからではなかったのだろうか…と思う。
 
オレはあのときから、つまらない権威や前例主義が嫌いだった。そして、きっとオレと同じ思いの奴がここにいるはず…そう思って主張し、行動してきたのだ…

秀嶋! もう一度立ち上がれ! といったのは博多下町のおばさんIさん。すでに、大いわき祭で立ち上がっているのだが…ここでもか…

しかし、舎弟のSにこの間、オレがこの歳でまだこんなことやってるなんて…と愚痴をいうと、「秀嶋さん…、それ違いますよ…。いまだからできることがあって、だから、そこに秀嶋さんがいるんですよ…」と説諭された。
 
確かに…。立ち上がるのに年齢は関係ない。