秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

ノーサイドを求めて

昨夜、KWがファックス送信作業を終わると、またしも、腹へった…コレドのカレーくいたい…
 
奴はどうして、こうもコレドのカレーが好きなのだろう。オレもつきあったが、カレーではなく、ペペロンチーノ。前日は、芝居を見たあと、急に焼きそばが食べたくなって、メニューにない、焼きそばを頼む。実は、ペペロンチーノも正式メニューにはない。
 
しかし、0くんのつくる料理は濃いめの味ながら、うまい。まともな食事もせず、禁酒もできず、たばこはやめられず…で、普通、こんなに忙しいなら、痩せるはずなのに、オレのおなかはふくらむばかりだ…
 
ということで、今朝は朝一から渋谷に銀行業務で自転車を飛ばし、大いわき祭関連の事務作業をやると、歩いてTBSへ。大いわき祭当日、TBSラジオ「土曜ワイド」の生取材が入ることに。これは、集客にはありがたい。
 
ジャズ知り合いのKさんが、もともとラジオの音楽番組のプロデューサーだったことで、同じジャズ仲間で、MOVEを外部から手伝ってもらっているYさんが、口をきいてくれたらしい。
 
さてさて、いまから、赤阪バードランドへ打ち合わせ。音の打ち合わせが唯一残っている。照明の方が、一番出遅れて、まだ、機材と人の確定ができていない。しかし、魚を追い込むように、雑務は次第に少なくなっている。
 
だいぶ前、いわき市の観光課長のWさんの紹介…といって、突然、磐高の初代OB、Mさんという長老が高齢なのに、事務所を訪ねてくださって、あれこれ、苦言を呈された。反発したところもあるし、オレたちMOVEの思考とはちょっとずれているな…と思いつつ、失礼のない対応はしておいた。
 
だが、電話連絡を怠らず、チラシができれば、送付し…と気遣いだけはしていたら、二日続けて電話をいただいた。
 
「少しは、あなたたちの儲けになるのかい?」
「いやいや。儲けは最初から考えていませんよ。ツーペイになればと思っていただけですが、それもムリで、今回はみんなの会費でなんとか賄うという形です。最初の取り組みですからスポンサーもみつかりませんでしたし…」
「そうか…手出しかい…」
 
そんな会話をしたのが昨日。そして、今日は…
 
「観光課の課長Wも、ビューローのHも、がんばってるじゃないかい…」
「やっと重い腰を上げてくれたって感じですかね?」
「いやいや、本気になっているよ。本気にさせた、あなたはすごいよ。よくもここまでやったもんさ。一文にもならないのに…」
「いえ。みなさんが力を貸していただいたからです。もっと時間があれば、Mさんにも早く相談して、みんなでお金集めもできたんです。今度はもっと早くから相談させてください」
「いや、私なんかの出る幕はないよ。あんたなら、やれるでしょう」
 
人の対応が少しず変わっている。具体化した姿みえるようになれば、必ず、変わる。
それは、いわきの人たちだけでなく、MOVEのメンバーの意識もそうだ。
 
オレは、それだけは確信をもっていた。人は眼に見えないものを簡単に信じることができない。だから、心根はあっても腰がひけたり、逆に障害になったりするものだ。
 
大いわき祭が終わったとき、すべての人がノーサイド。そうなれるために、オレは今日も夜の時間を走り回る。