(^^♪やめられない 止まらない

♪やめられない、止まらない…。それは、カッパエビセンだけのことではない。

ぼくらの脳とからだは、やめられない、止まらないものだらけだ。

好きなことはずっとやっていたいし、好きな食べ物、好きな場所、ファッション、スポーツ、音楽、映画、美術、本…好きな俳優、タレント、アイドル、仲間、あるいは、仕事…そして、好きな人…。それらには、ずっとふれていたいとぼくらは思う…

中には、お金、ギャンブル、セックス、酒、地位、名声、名誉、権力という人もいるだろう。薬物や暴力、万引きがそれだというアブナイ人もいるかもしれない。

ぼくらが、なにかに強くハマる。惹かれるというのは、脳の情動の欲求、快楽欲求がそうさせている。脳の神経細胞が欲しがる神経物資が供給されないと不快感や不安に襲われ、それが欲求を満たそうとする行動になる。

嗜好性は成育歴や体験、経験による心の傷や心の形成の中でつくられるので、人それぞれだが、あるものへのこだわり、執着に目覚めると、それがないと快楽を満たす神経物質が細胞に届かなくなり、渇望という形で不安や空虚感といった禁断症状が出る。

つまり、満たされていないって、かんじ。

こだわりと執着、欲求の強い人は、そのためには、人の評価や視線、もっといえば、通常の感覚とは違ったところで、それを強引に、あるいは懸命に手に入れようとする。できなければ、急場しのぎで、なにかで代替えしてでも…。

トランプ政権が大変な騒動になっている。共和党議員からもため息や反トランプの動きがあからさまになってきた。

好きなこと、人で周囲を固め、それでいながら、最終決定は相談もなしに、自分の快楽欲求のまま行動に移す。やばいと思えば、FBI長官を更迭するし、トランプ企業と癒着が疑われているロシア政府の高官には機密情報をただ漏れする…

嫌いな大手メディアを非難し、筋の通らない強弁、ときに虚言、フェイクともとられるツイッターを連発し、それがさらに、事態を悪化させている。

これはやばいぞと、あまりに快楽欲求の強烈な大統領に造反するように、こうした情報がホワイトハウスそのものから、リークされている。確かに、国の将来や国民生活を考えたら、超金持ちのおっさんのわがままではすまされない。

ある意味、まだ、アメリカのマスコミも行政府、司法も健全なのだ。

ぼくらの国といったら、マスコミも行政府も、司法も、(^^♪やめられない、止まらないを快楽欲求のまま、放置したままだ。