秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

そうした方がいい

時間がないときほど、学ぶといい。お金がないときほど、だれかのためにお金を使い、身を使い、社会に尽くすといい。

悩みや困難にあるときほど、悩み、苦しみ、悲しみにある人に寄り添うのがいい。寄り添うのがてれくさければ、できることをやってみればいい。知ろうとするだけでもいい。

最初は人のためではなく、自分のためであってもいい。だけど、それがいつか人のためになる。そんな夢を持った方がいい。

学び方、お金の使い方、身の使い方、寄り添い方はいろいろあっていい。だけど、いずれも、人も自分も、自立への挑戦であることがいい。

そして、自分が自分にできることの限りを尽くしても、決して、なにかの代償を求めないのがいい。なにかの損得を持ち込まない方がいい。自分の評価や評判のためにやらない方がいい。

なかなか、ぼくにもできないことだけれど、そうすれば、つまらない詭弁やごまかしや言葉のすり替えなどしなくても、自分の歩いた足跡も、自分が動いた軌跡も、少ないかもしれないけれど、確かにだれかの記憶になり、その記憶が、ほかのだれかに、自分が目指していた道を渡すことになる…引き受けてもらえることになる。

ぼくが子どもの頃に大人たちから受けた教育には、それが根っこにいつもあったような気がするんだよ。

そうあろうとしても、現実には、できないことの方が多いのかもしれない。周囲のせいや周りの事情ではなく、きっと自分がそうあろうとする気持ちが弱いから、そうあろうとしても、そうあり続けることは、とても大変なことだから。

大人たちが示してきたのは、その圧倒的な現実だった。だけど、その中でも、ごくまれに、ごくわずかに、できなかもしれないけれど、そうあろうとし続けている大人がいた。

ダメな大人も多かったけれど、圧倒的にダメ大人の方が多いのだけれど、ごくわずかだけれど、そうした大人がいてくれたことで、ぼくは、容易ではない挑戦はする価値があるのだと信じられたし、容易ではないからくじけることがあっても、あきらめないことも必要なのだと知った。

果たして、ウソやごまかし、言葉のすり替えばかりのこの時代に、オリンピック招致、都知事の政治資金、政権の消費税延期や景気分析のごまかし…。消費税延期が争点のようにすり替えしながら、憲法改正に突き進む政治の時代に、そんなダメ大人を見抜き、挑戦の夢を見続ける18歳以上の世代はどのくらいいるのだろう。

夢を見続ける勇気をくれる、失敗してもめげない大人たちは、どれくらいいるのだろう…

と、ぼんやり思っていたら、人のことはいいから、忙しいを理由に、この5年、あまりに使わなくて忘れつつある、勉強を再開することにしたw

そうした方がいい。そう思うときは、そのあとにそれが必要な場面がくる。

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