秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

どこにもいなかった…

昨日は、国見町役場のみなさんと2年後に開館する、国見町道の駅プロジェクトチームの外部スタッフのみなさんの会合あとの懇親会に部外者ながら参加させていただいた。

福島応援学習バスツアーは今回、郡山、飯坂温泉国見町が主眼。その打ち合わせも兼ねて呼んでいただいた。

集合したのは、国見の道の駅で、食のコーディネーターを担当する、Kさんの自由が丘の店。
 
先付を食べただけで、この店はうまいとすぐにわかった。ほどよいほどの量で、出てくる料理、いずれもうまく、どれも記憶に残る味。酒が進む。

こうした少し都心から出たところの店にいくと、たとえば、ハイボールの味が水っぽかったり、濃すぎたりということがある。ところが、ビール、ワインのあと頼んだハイボールはカクテル系に意外とうるさい私が絶賛するほどの塩梅だった。

食のコーディネーターとして直営店4店舗を経営し、外部の飲食店のプランニングやコーディネートを16店舗も手掛けていると聞いて、すぐに納得した。

自由ヶ丘は、いわば世田谷区でも飲食では激戦区。等々力や田園調布など郊外の優良客も来る町。それなりの水準でなければ、客はこない。
 
じつは福岡にいた少年の頃から、そして上京してからしばらく、東京のイメージはこの東横線田園都市線だった。都心に近い高級地の印象があったからだ。
 
もうひとつは、バスが出ている。しかも銀の。これはわが福岡にはない輝きだった。渋谷にきたとき、ヴァイオリンケースを抱えた女子高生がバスに乗る姿を見て、やられた。やっぱ、東京だなよな~と。
 
私は基本、クラッシックをやっている少女と字のきれいな少女、そして、カーディガンの似合う少女に弱いw

副都心線ができてからは、私のいる乃木坂からも交通の便がいい。結局、Kさんの店を出て、同じビルの1Fにあるこじんまりした店で二次会。

少年が、東京だなぁ~と憧れた電車と街は、零時近くの酔いの中に沈んでいたから、そんな時間に、憧れの少女は、もうどこにもいなかった…。