秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

若気のいたりのまま

昨日は午後から新宿富久町の福島東北応援店YUIと仲間の協議会、復興オフィスを具体的に結びつけるための打ち合わせ。
 
東京の店舗が福島・東北のおいしい野菜、水産加工品、酒類、人の情報発信基地になってもらうことは大事なことだ。

そうした店を飲食で利用し、応援するというのは何よりだが、それだけでは、十分ではない。
 
地域の農業や水産加工業、加工調理技術を直接つながなくては実質的な支援にはなっていかない。ただ消費してくれればいいのではなく、店を通して、消費者と生産者など被災地の人がつながらなくてはいけない。店を通じて、人がつながるということだ。
 
そこにはシステムやそれを生み出す願い、つまりコンセプトがなくてはいけない。店には店の都合や事情がるから、一方的にこうしてくださいではうまくいかないだろうが、共に知恵を出して、そうした取り組みをすることが互いのメリットにつながるという検討を重ねることが何より。

結果、営業数字や利益が出てこなくてはいけない。拠点を維持するためだ。オーナーのNさんの柔和な人柄がその可能性を感じさせている。

その話し合いのあと、夜は仲間のTさんやS美が中心になって交流飲み会。心配症のオレは、打ち合わせがおわった後、4時過ぎから店内のレイアウトづくりや食器や調理の配膳まで手伝う。
 
オレの心配が圧力になって、Nさんも急かされるw
 
だが、おのざきのえぼだいやゴールド椎茸、陸前高田からの牡蠣やホタテは大好評。S美が準備してくれた福島の銘酒も大うけ。初めてきてくれた、fb仲間のみなさんも上機嫌で酔ってくれた。
 
フジプロの協力で、MOVEGirlsの告知もでき、Power of Japanの若い女性たちと合わせて、いつものYUIとも、いつものMOVEとも違うにぎやかで、華やいだ。

今回のような集いをMOVEだの、どこだのといった形ではなく、fb仲間で自由に集り、実施していくようになればいい。いままで拠点や集合場所のなかった人たち、福島・東北出身以外の人でも集まれる場所だ。

福島・東北出身の人たちばかりで応援する店ではなく、店と出会って、応援しようという多様な人が集まれる場所となっていくことだ。

20代の後半。近くに劇団の稽古場があり、この店のある靖国通りを役者たちと稽古日の月水金、毎夕5時頃に走っていた。実は、馴染みのある富久町。
 
あのときのように、オレはまだ、若気のいたりのまま、走っている…