秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

あだにならないようにしよう

オレがエースっ…と呼んでいる、うちのOAの担当営業マンのKくんが、オレの注文に応えて、不慣れな映像機器のローンとOAの再々リースの提案をいさんで持ってきた。

Kくんには悪いが、いまうちにとって最優先は映像機器。リースが期限を迎え、年間契約でもひと月分のリース料で機器がそのまま1年使える…となると、リースの案件は持ちこして、自社の資産ともなる映像機器を充実させる方で話をまとめた。
 
経理の先生からは、先期の決算の折、利益率は別にこのくらいの売り上げながらば得だよ…と、せっかく消費税上限設定枠を設け申請してもらったのに…車一台分のローンを組んでしまっては元の木阿弥なのだが…

実は、MOVEの活動をスタートする前から、ユーストを使った映像配信を考えていた。どうしても限界のある、ブログやHPでの社会時評や芸術文化時評を対談形式やDJ形式でやることで、より広く同意見の方や異論のある方とのコネクションを築きたいと考えていたからだ。

しかし、FBを始めたことで、それをかなりの部分で補えている。あえて、3年から5年で新型機種が出る機材を抱えなくても…という思いが持ち上がって、躊躇していた。
 
だが、MOVEがこれから進めるIT事業の中で、どうしても汎用性のあるカメラもいれば、ユーストの活用も必須。幾度となくいっている福島県内での打ち合わせやヒヤリング、趣旨説明の折、そこで同時にカメラ取材もできてしまうと、一度にデータが揃えられる。
 
かつ、福島のいまをいろいろなところで取材映像として残すことができれば、それをひとつの作品としてまとめることも可能になる。

となると、それなりの水準が確保できる機材となる。かつ編集も外部スタジオとの併用スタイルでなくなると、編集をかけた作品をいくらも供給できることになる。
 
…ということで、実業を含めて考えると、映画仕様にもなる24Pも使え、メモリー機能もついている撮影機材と編集デッキ附帯するキッドは当然の帰結だ。

これも受注を柱とした仕事から作品の企画開発メーカーへ仕事を転じたことから生まれている。
 
同時に、福島のあの人のあの顔、あの声、あの風景を…これまでオレだけしか見ることのできなかったものをもっと多くの人たちに知らせたい…その願いから生まれている。

それもこれも、ふっとカメラを持ち込んでも、不愉快にも、いぶかしくも思われない関係をたくさんの方たちにいただいたからだ。
 
いよいよMOVE放送局開局まじか! オレ自身は相変わらず、怪しいので、それがあだにならないようにしよう。