秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

ゴミを捨てよ、海にいこう!

このところ、雨と寒さに負けて、まともな運動もしていなかった。滞っていることもあり、どうもからだと脳みそにゴミがたまっている…
 
ということで、昨日は、乃木坂から天王洲アイルまで歩く。1時半に出て、なんとか約束の3時半前に到着! かなりの急ぎ足だったから、着ていた革のハーフコートの肩のあたりまで汗がにじんでいた。
 
徒歩や自転車でいくと、いろいろな気づかなかった町の風景に出会え、新たな発見もあれば、ほどよい運動に、心身ともに、すっきりする。外の風にふれる…というのは大事なことなのだ。

乃木坂から乗り物をつかうと、都営大江戸線六本木駅から大門駅へいき、東京モノレールに乗り換え、一駅。その方向感覚でいくと、天王洲が品川と大崎の間の位置にあるなど、想像もできない。

博報堂があった旧海岸通りへつながる道を抜け、そこから、海岸通りへ。途中、テレビドラマのロケにつかわれた、超古びた昭和の3軒食堂があったり…そのずっと先へいったあたりを左に曲がると運河と海がつながる一角に出る。

実は、この東京モノレールのコンコースと天王洲センタービルの裏にある運河縁の遊歩道をつかい、短編作品のロケをやろうと考えているのだ。仲間のIさん、Yさんに協力してもらい、二人にはにわか俳優としても出演してもらう。そのほか、いわきの薄磯の被災した海岸、小名浜にある鮮場の駐車場でも撮影をやる。
 
その打ち合わせといま進めてるMOVEの事業についての意見交換もかねて、天王洲の活性化にも取り組み、かつ、パワーオブジャパンの活動をいわきで展開している、天厨菜館天王洲アイル店の店長でもあるYさんに合いにやってきた。

台本を書いたときに、Iさんが仮設店を出してる場所をつかおうと決めていたが、近場で水の見える遊歩道の風景があればと考えていた。その立地にぴったりだったのがここ。役者のヘアメイク、衣裳部屋として店の個室を利用させてもらうこともできる。

一部学校のシーンがあり、こちらはいつも使う新宿のロケセット(元学校)をすでに仮押さえしてある。日程をつめて、オーディションを2月初旬にやり、中旬から下旬で撮影を終了したい。3月にはリリースしたいからだ。手前味噌だが、2作品同時制作ながら、いい作品になると確信している。

ひとつのライン、ひとつのネットワークの中で、同時にいくつかのプロジェクトを走らせる。それが、オレの仕事の作法と流儀。だが、これは、まだ、ひとつの伏線。次のねらいがそこにはある。

いい打ち合わせのあとは、急ぎ、乃木坂へモノレールと地下鉄で戻る。夜、FKP代表のMさんとメンバーでもあるKさんとの意見交換。こちらも、いろいろな人脈とネットワーク情報を提供していただいた。Kさんがうちのメンバーになってくれたことは大きい。コンテンツ案もおもしろい意見が出る。女性の力はやはり、あなどれない。

海のそば、クルーザーの見える風景にいたからだろうか…とても充実し、心地よい会合…ゴミのたまった脳やからだから出てくる言葉やアイディアは、やはり、どんなに立派な奴が語っていても、心躍らない、おもしろくない、つまらない。
 
ゴミを捨てるためには、やはり、海だ。

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