温故知新
東映がらみのプレゼンを無事終えて、一旦事務所に戻り、スーツからお気にいりのカーディガンに着替えて、恵比寿へ。
いま、スチール用デジタルカメラは、HDの撮影も同時にできるものが続々と出ており、長時間撮影でなければ、車両の下に装着したり、ローアングルに設置してたりして、臨場感のある映像が収録できる。
カメラが多様になれば、当然ながら、カラーコレクションの技術と利便性が求められ、どのような映像素材にも対応できる編集システムが必要になってくる。この先頭をいっているのが、ノンリニアでは、Avidが群を抜いているのだ。
ファイナルカットの普及が進んでいるが、映画仕様の編集となるといろいろと限界もある。…ということで、そんなこんなの最新編集情報を学びにいってきた。
映像、映画業界は予算の削減やビジネススケールの縮小が進んでいる。当然ながら、世界的に景気が悪いからだ。そうした中、低予算で、コストパフォーマンスを最大に活用できる、撮影と編集システムは、ホストプロばかりでなく、オレたちのような企画制作会社にとっても重要。
古い映画人の中には、こうした時代の変化に躊躇したり、疑問を抱く人も少なくはない。だが、やはり、この変化をコンテンツに生かす知恵も必要になる。映像や映画づくりが失ってはいけない精神を守りながら、どう新しい技術を生かしていくか。
古きものに学ぶこともあるが、新しき道を拓く知恵につながらなくては、ただ古いだけでおわる。懐古趣味では、時代は前へ進まない。
写真は、入れ替えた家具の一部。これも、昭和不動産屋のノリかw