秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

いま何をなすべきか

巨大政党が国民のすべての声を拾い上げられなくなっている現実を象徴するように、今回の選挙は、小党乱立。それを、無理やり統合して、統一政党、会派をつくろうとする動きがある。
 
自民党時代から、政治家がこうしたときに口にするのが、大同小異。小異を捨てて、大同につく…。ま、いわば、寄らば大樹の陰をつくろうということ。議会制民主主義では物事を決めていくためには、大勢を占めなくてはどうしようもない。だから、大勢を占めるためには、多少の相違や齟齬は飲みこもうという。
 
自公連立政権というのも単なる数の調整のために生まれたと思うが、今回も数のために小異を捨てるのが得策と考える人がたくさんいる。だが、選挙と数のための大同ってのは、いったいわざわざ政党まで立ち上げて、何をやりたいのかがさっぱりわからなくなる。

そんなバタバタの永田町でとある政治家の政治資金パーティに顔をだし、終了後、ボジョレーの解禁日のパーティに六本木のバールへ。
 
就活で行き詰まり、ほぼ留年を決めている息子を同伴してのパーティの梯子。政治家の政治資金パーティもいい勉強になるだろうし、ボジョレー解禁の飲み会に集まった、元商社マンや現役商社マン、大学大学院講師の連中といろいろ話させるのも、何かの足しになるのでは…という親心。
 
折しも、息子も同伴でと誘ってくれた、大学の後輩で、友人のYさんがお世話になっている同世代のMさんもいて、例によって今年の自主作品とそれをステップに制作する映画の話をする。今年の自主作品はコストもかかることから、制作協力をいろいろなところに仰ごうとしている。今年自主作品をステップに来年映画の仕込みへのラインをつくるめだ。

ほどよい酔いで息子と別れ、爆睡したら、朝はすっきり。やはり、ワインはオレに相性がいい。

息子の就活もそうだ。そして、オレがやろうとしていることもそう。自分がなにをしたいのか。そのために、いま何をすべきなのか。それにひたむきであれば、いろいろな縁がうまれ、道もつく。
 
政治も同じ。打算や計算ばかりでは、あるべき国づくりのイメージもビジョンも人に伝わらない。