秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

もう少し仕事をやってから

「福島・東北まつり」で久しぶりに会った仲間や2週間ぶりに会った連中から「やせたね」を連発された。
 
よほど心労があったのだろう…という印象がみんなの眼の奥にあった。確かに、心労はこれまでとは比較にならなかった。規模を拡大した分、連絡事項や根回しや調整や報告が増えるばかりでなく、あちこちからいろいろな相談や問い合わせがくる。
 
それに、規模が大きい分、開催資金の手当に頭をめぐらせなくてはならず、かつ、そのために人に会う時間と場面も増えた。
 
が、しかし。じつは、そればかりで痩せたわけでもない。丁度、半月ほど前、今回の健康診断の結果を知らされ、いままで平常値だった悪玉コレステロールが増え、ほかにも前から中性脂肪が高いことを指摘されていたからだ。
いわゆる肥満予備軍から完全な肥満認定になってしまっていた。つまりは、成人病予備軍のお墨付き。幸い、血圧は通常で、尿酸値も平均値にあり、糖尿病を発症する家系でもないことが救い。とはいえ、食事を野菜中心にして、大豆をとること。炭水化物はできるだけ少なくし、体重を減らすこと。

そのH先生の指導に従い、食事を調整していたら、そのうち、あまりの忙しさに昼食をとる時間もなく、開催の一週間前から、ドンと体重が落ちたのだ。

基本は簡単なことで、炭水化物好きのオレは、どうしてもじっとしている期間が長いとすぐに太る。だが、現場仕事に入ると、映画でも、舞台でも結構痩せる。映画などは、入ると朝が早いが、ゆっくりメシをする時間もなく、翌日の撮影もあるので、酒も控え目になる。かつ、あっちの世界へ頭がいってしまっているから、日常の些末さ、たとえば、料理をつくる…などといったことから遠ざかる。
 
いいストレスと緊張にいると、メシが少なるなるのは、昔からのことだ。当然、体重は減る。昨年は、「大いわき祭」のとき、ぶくぶく太っていたが、あれは、ストレスで酒を飲み、深夜に食事をしていたからだ。今回はそうしたゆとりすらなかった。やさぐれた気分でやれるほど、やわな内容ではなかったのだ。

固まった心と体をほぐすのに、結局一週間を費やしたことになる。しかし、終わってすぐ買ったDIESELのデニムが気持ちを軽くしてくれている。今期新作の入荷したてのデニムで気分がよくなるw

お気の入りのファッションといい女といい音楽、いい映画と少量だが、うまいメシ…。心癒すのに、これ以上の贅沢はない。が、この数年、手に入るのは、お気に入りのファッションくらい。おっと、そうだ。東大の中にみけたバーもいい。

だが、それを楽しめるのも、もう少し仕事をやってから。つまりは、もう少し痩せてから