秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

はじまりは、この人たち

昨夜は、久しぶりにゆったり飲んだ。東映が参加しているコンペのプレゼンにいった先が本郷。プレゼンが終わって、T大T病院教授秘書のTがT大のキャンパス内にこじゃれたバーがある…という話を思い出す。
 
プロデューサーのKさんと二人で、プレゼンの感触やあれこれ映画のことを話しながら、プレミアのスコッチをぐいぐい飲む。お会計は、二人で3万円! 店の値段が高いのではなく、マッカランのプレミアをオレが飲み過ぎただけのこと。
 
結局、今日、コンペは負けたと連絡をもらったのだが、昨日の酒はいい酒だったから、よしとしよう。しかし、特別の樽で熟成させたモルトは、度数が高いくせに、じつに飲みやすい。これははまりそう。
 
あれだけ飲んだのに、まったく酒は残らず、午前中、チラシの折り込み会社の担当者と打ち合わせをし、あれこれ片付けて、午後、政府と復興庁が呼び掛けている八重の桜プロジェクトの会合に、各省庁担当、NHK、福島県担当者に混じって、参加する。NPO法人はうちだけ。チラシまで配らせてもらった。

途中、「福島・東北まつり」の案内とMOVEの紹介、そして、NHKへの協力要請、さらには、今後のIT事業を含め、官公庁からの資金的な支援までお願いする。終了後には、NHKの専務理事に強引にプレス資料とイベントで開催する八重の桜プロジェクトの資料を渡し、協力に要請。ギリギリまで粘るつもりだ。

しかし、この政府と復興庁主導の福島支援プロジェクト、その概要を聞かせてもらったが、明らかにMOVEの構想の方が優れている。いろいろなアイテムは出ているが、基本となるプラットホームがない。博報堂もからんで企画をやっているらしいが、総花的で、軸がないのだ。いろいろ意見はあったが、それは次回の会合にして、とりあえずは、「福島・東北まつり」への支援だけを求めることにした。

だが、復興庁の原子力災害復興班とのパイプは大きい。オフィスも赤坂にあり、今後、いろいろな協働ができる素地ができつつある。23日イベント直前にいく、会津大学との連携を進める上でもいいつながりとなるはず。
 
夜、復興庁への後援名義使用の追加書類を作成、提出しつつ、FMいわきのベティさんの番組に電話出演。ラジオ福島とちがい、やはり、いわきはノリがいい。冗談、軽口をいいながら、しっかり告知をさせていただいた。FMいわきとMディレクター、ベティさんに感謝。

 
「もうほとんど、いわきの人。そのうち、いわき弁を話すようになるんじゃないですか」
 
「はい。いま勉強してます」
 
いわきの人と話すと、やはり、くだける。会合でも話したが、始まりは、この人たちとの出会いだったのだ。