秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

作品の足音が遠く聞こえている

イベントのあらかたの連絡、手配をおえて、来週持越しで大丈夫な状態をつくり、今朝、部屋を掃除してから、スーパーひたちに飛び乗る。

台風の影響で東京の気温は30度近い予想。福島もそうだという。秋物で行こうとしていた服をやめて、晩夏バージョンへ。

いわきについてみれば、まさに、まだ、夏。レンタカーのお兄ちゃんも、到着した豊間小学校で焼き鳥をやいていたおかあさん、おじちゃんも汗だく。この豊間復興祭の開催と、そこで歌われるあんばさまの唄をどうしても聞いてほしいといった、Aちゃんも汗だく。

宣伝がいきわたっていなかったのか、いわきを離れて生活している方が多いせいか、人の集まりはいまひとつ。

司会をやっていた、FMでDJもやっているSさんのお母さんがあんばさまの唄の浜菊会のリーダーのひとりと聞いて、紹介され、あいさつする。と、話を聞けば、区長さんのお嬢さんではないか!…
 
よみがえった記憶は、豊間・薄磯の100日法要…。S区長の慰霊の言葉には、胸がつまった。被災したその日のたえがたい悲しみの情景が、その言葉にまるで目の前でその情景をみさせられているような錯覚に落ちた。

FMのAちゃんが声をかけてくれたのは、やはり、なにかの計らいだったのだろう。どうしてか、オレは豊間、薄磯と出会ってしまう。

明日は、午前中、久ノ浜まで足をのばし、都合があえば、海神乱舞のおかあさんに出演資料を渡す。その足で、再び、豊間小学校へ。今度参加してくれる小名浜高校のフラをみて、ご父兄にあいさつするためだ。だが…

実は、このチームをまとめるご父兄のリーダーのYさんは、実家が豊間。ご本人も豊間小、豊間中のご出身だと先日知った。

司会のSさんやご父兄のYさんを通じて、もっと豊間、薄磯のことを知れればと思う。

作品の足音が遠く、聞こえている…