秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

気のせいではない。

昨夜は酒豪編集者Rと久々に会う。オレの本の編集担当者を買ってくれて以来、奴は、オレにとって、どこか姐御肌のマネージャーっぽいところがある。
 
いまは自社の出版事業で全国を飛び回り、ボスもいるので自由に時間が使えるわけではない。以前に比べたら、会える回数は激減した。しかし、会って話をすると、さすが編集者だけあって、オレの終わってない作品のことをしっかり覚えているし、どうなってんの?…とはいわずに、さりげなく圧力をかけてくる。うまい。

書きかけのままになっている小説のことも、以前からもちかけていた社会評論本のことも、再演したい舞台のことも、そして、映画のことも奴は決して忘れない。それだけでもたいしたものだ。で、たいしまものだからと、MOVEの協賛を当ってくれと遠慮会釈なく頼むw
 
違うんだけどなぁ…そっちじゃなくてさ…という言葉にしない声は聞こえていたが、とりあえず、よろしくということにw
 
やれることは手伝いますよ。でも、いつまでも福島の支援オンリーではなく、自分の作品にしてくださいよ。奴の言葉は正しい。支援活動だけではなく、そこでえたものを作品にして、発表していった方がおそらく、より多くの人にアピールできるし、二次的、三次的に起きる効果も大きい。それがわかっていないわけではない。
 
はっきりいわないだけ、説得力がある。それがR流。
 
背中の方で、もっと根性持てよ。支援やりながらでも、作品つくれよ…そんな奴の声がしたのは、きっと、気のせいではない。