秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

鈍感で自分勝手な奴

昨日の昼、ネーリストKとランチをする。
この時期、ブッティストの寒中読誦修行というのがあって、そこに飛び飛びながら顔を出しているせいもあり、午前の時間が瞬く間になくなる。そんな慌ただしい午前中に、ドコモの携帯が普通!
 
前から約束していたのに、オレと連絡がとれないなから、Kは、オレが着信拒否でもしているのか、はたまた、孤独死をしているのかと案じたらしいw
 
なんとか合流し、乃木坂近くのイタリアレストランで、久々に昼間からビールとワインをやりながら、Kの近況、オレの近況などを話す。奴がいいたいポイントはひとつ。もういい歳なんだから、いつまでもやんちゃやんなw
 
彼氏のイガがKに、オレの誕生日翌日なのだからとランチのお金も出してくれていたらしい。それに、オレのようなヘビースモーカーにはいいらしい、でっかいグレープフルーツをKにことづけてくれていた。Kからはボーダーのシャツをプレゼントされた。

会う機会も少なくなったのに、お二人の御心遣い、そして、老体への御心配、痛み入ります。こんなあやうい、アラ還暦ですが、どうぞ、よしなに。
 
Kは、オレにいい人をみつけたら…みたいなことをいうが、オレは、この歳なのだから、老後の人生に若い女性を巻きこむようなことはできない…という。
 
Kにいわせれば、一見、かっこいい言い方だが、実は、オレは自分からは女性に何もしない、ズルい人…ということになるらしいw 確かに。
 
オレは女性に積極的になることはほとんどない。相手に求めれらないのに、翻意のために奔走するほど若くもない。だが、それでも、オレの心を揺さぶるような積極的な女性には、実は弱い。
 
弱いのだが、それでも、なかなか腰をあげないw それが始末が悪いらしい。いやいや、心の中でかなり揺れ動いているし、抱いちゃえ!…なんて思わないわけではない。だって、男の子だもんw
 
しかし、親しくなってその人のプライベートや生い立ち、生活を知るほどに、ますます腰が簡単にあげられなくなる。
 
本来、人が人を好きになるのには時間がかかっていいのではないだろうか。好きだと思う気持ちが素早いのが悪いというのではない。ひとめぼれとか、出会いとかいうのは時間を飛び越えることだってある。
 
しかし、人が本当にその人を好きになるためには、時間が必要な気がオレはする。もちろん、異性を好きになる、その好きの意味が何なのかは問題だけれど。

人は時間とともに、人を好きになるのだ。その厚みがないと、どこかで異性関係はいずれ破たんしたり、本来求めていた関係とは違うものに変わってしまう。
その手間暇を男も女も、いつの間にか忘れてしまった。

好きという気持ちは互いが育てるもの…。とはいえ、それにあぐらをかいているオレは、やはり、鈍感で、自分勝手な奴なのかもしれない。