秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

生ぎでればなんとでもなる…

週に2度の地方回りはさすがにアラ還のからだには楽ではない。ビジネスクラスグリーン車が恋しくなるようでは、オレもやばいw
 
男子たるもの、からだを甘やかすようになったら、おしまい。アンダーウェアをつけるようになったら、男は廃業。そう決めている。そもそも、Yシャツというのは、肌着のこと。その下にTシャツやヒートテックをつけるようになったら、それは単なるオヤジだ。
 
半袖のTシャツに革ジャン。その気概がなくなったら、男ではなくなるような気がしている。零下10度の北京の冬でも、真冬の花巻での撮影でも、オレはズボン下などつけなかったw
 
が、しかし。やはり、四国、そして福島の旅はそれなりに疲れたのか、昨夜は深夜に吉田院のY先生に2時間たっぷりほぐしてもらう。腰も、背中も、足も固まっていて、どうしようもなかった。
 
昨夜は、門前仲町で、旧友たちとの飲み会。現代美術の作家で、外苑前で飲み屋を営んでいた親友が、15年近くぶりにロスからやってきた。なぜか、数年前のiphonのCMにも出演しているw。かれこれ、付き合いは30年近くになる。互いに歳をとったw。

いつもながら、また元気に出会えるかどうか…別れ際のハグのときの言葉は決まっている。「死ぬなよ…」。在日の日本での差別と苦労はよく知っているが、奴を通じて、より切実にその体験をずいぶん聞かされた。歳はオレより8つばかり上になるが、互いに呼び捨て。
 
男子3人兄弟ながら、その在日2世3兄弟の打たれ強さにはいつも頭が下がる。はいつくばっても生きぬく…その強さ。助けになる女をみつけて、食いつなぐ…そのしたたかさ…。奴らが受けてきた理不尽さが心を強くしている…と思う。

「生きろ…。生ぎでれば、なんとでもなる」。オレが再演したい、映画化したいと思っているある女性の口癖のセリフだ。