秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

やけどするぜ

港区の協力部署へのあいさつまわり、出演団体・赤阪からの出店のお店へのあいさつ回りと御礼状のファックス送信を終える。いわき市を始め、いわきの協賛団体には、御礼状をそえて、WESTのドライケーキを贈る。20日前後あたり、調整して、いわき市の出演団体出店団体へのあいさつ回りも予定している。
 
これには、つぎのITセミナーの実施が計算にある。
 
だが、これでほぼ残務処理の大半は終わる。残りは、事務局長のTに頼んである6月発足以来のMOVEの経理明細とまだ会員登録したまま会費が未納になっているメンバーへの対応、不足分を役員でまななうために臨時徴収した費用の回収確認。
 
これだけの大規模イベントを発足からの経費も含め90万~85万円程度で抑えているのは、まさに奇跡。多くの方々の善意の結集があってこそだ。自慢するわけではないが、他の市民団体でここまで経費を抑えて、これだけのイベントが実現できるところはないと確信している。
 
背景には、本来ならギャラを払うのが当然ながら、手弁当で進行に参加してくれた映画秀嶋組のメンバー。無償で、Tシャツ、チラシ、ポスターの提供をしてくれた長い付き合いのデザイナー事務所。通常では考えられない価格で、不測の事態にも対応してくれた、映画の照明チーム。ありえない価格で協力してくれた、舞台秀嶋組の東宝舞台のSさんの力。
 
しかしながら、実は、この企画を発案したときから、それは数字の中に織り込んでいた。周囲の何人かは、初めてのことに、大変な費用がかかるのでは…と心配しただろう。サンミュージックもこれまでの仕事の付き合いがあればこそ、無償でタレント、女優を提供してくれている。それも計算のうちだった。

だが、できれば、外部のプロにムリをさせたくはない。だから、当初から、150万という数字を謳っていた。それでも少ないくらいだが、それだけあれば、もう少し、ゆとりをもった対応ができたのはまちがない。PAとの段取りや電源のバタバタも本来は費用があれば、もっと簡単なこと。
 
メンバーも含め、周囲のスズメがあーでもない、こーでもないと150万という数字を聴いただけで、この企画を批判している声を聴かされたこともある。事情を知らない、外部の人間に、いちいちこちらの計算を説明する必要もない。ピーチク批判するなら、てめぇらやってみろ!とキレかけたこともある。
 
PAを始め、ハニーズ、スパリゾートなど自前でいろいろやってもらったが、それなりにメリットがあるように提案している。
 
しかし、秀嶋組関係者や照明、舞台関係は、特段名前が出るわけでもなく、これに関わったからといって、何かメリットが生まれるわけでもない。メンバーならともかく、そうではない奴らが、オレの頼みにムリをしてくれたおかげで、これだけのことがやれたというのは、まぎれもない事実なのだ。

形になるまでは、ピーチク批判や文句に面倒な反論はしなかった。いったところで、見えないものを信じられない奴らに、あーだこーだいっても意味がない。
 
ところが、形になったらなったで、あれこれ、今度は好評したり、評論して語り出す奴がいる。いい方、はしゃぎ方にもよるが、これにも、実は、キレそうになる。一番裏方で、黙々仕事をしていた奴らのことにも気づかねぇで、でかいこといってんじゃねぇよ…と口に出そうになってしまうw

メンバーの中には、親や家族が入院中ながら活動を続けていた者もいる。体調を崩しながら、それを表に出さないで参加し続けた奴もいる。そうした見えない思いの結集が、大いわき祭を成功に導いたのだ。それは、もはや理屈ではない。気合と気概…それ以外の何ものでもない。
 
だから、オレたちの熱いハートに気安く手をふれるんじゃねぇよ。やけどするぜw