困ったちゃん
うかつに…ということをオレは子どもの頃からよくやる。
事務的な手続きができるようでいて、実は苦手。NPO申請手続きの書類を弁護士のKがいろいろレクチャーしてくれているのに、べつのミスをつけたりする。Kは、あきれているはずだw
このブログでもよく知られているが、誤字脱字ははなはだしい。きちんとしたことができるようで、実はできないのだ。これは、実は昔から。
とりわけ、何かに頭をとられていると、すぐそうしたことをやらかす。
一度だけ、サラリーマンになって、企画から折衝から、撮影から宣伝から、編集から営業の同伴までと、ありとあらゆることを一人でやらされ、それに加えて、VPやCMまでやらされて…果ては役員になって、経理まで覚えさせられて…という時代に相当訓練されたのだが、ひとりで事務所をやるようになってからは、時折、大ポカや大勘違い、それによる大ミスをやらかすことがある。
そんなことはないだろうと疑う人もいるが、きっとそうだよねと頷く人もいる。
震災後、協働プロジェクトのことばかりに頭がいき、かつ、それに関わる作業や人との折衝、相談とやっているうちに、マジ、本業を忘れていたw しっかり、自主作品だけはつくっておいたが、今期前半の仕事の段取りや黒字決算のあとの税金のことをまったく考えていなかったことに、はたと気づく。うわっ!
震災後、協働プロジェクトのことばかりに頭がいき、かつ、それに関わる作業や人との折衝、相談とやっているうちに、マジ、本業を忘れていたw しっかり、自主作品だけはつくっておいたが、今期前半の仕事の段取りや黒字決算のあとの税金のことをまったく考えていなかったことに、はたと気づく。うわっ!
しかし、うかつというより、そうした性分なのだろうな…と思う。芝居をやっていたときも、映像をつくっているときも、子どもの遊び場状態の精神状態だから、まともなことは実は、ほとんど考えていない。いつも、どこか遠く宇宙をさまよっている。
子どもの頃、ごはんの食べ方が下手でよくおふくろに叱られた。話に夢中になったり、テレビに夢中になると、食べてる先から、次々にこぼす。大人になって、サラリーマンをやって、独立してしばらくのときも、食べてる先からこぼすものだから、いつもいっしょにいる女性に叱られる。
だから、ネクタイやワイシャツにいつもシミができてしまうのだ。最近では、だいぶよくなったと思っていたのだがw
几帳面なようで、実は、だらしないオレの姿を見せた方がいいという人もいるし、それでは人はついてこない、仕事に信頼が持たれないという人もいる。が、なんとなくだが、オレの仕事や身近にいる連中は、本当はオレがだらしない人間…だということをよく知っているのかもしれない。
年齢もそこそこいっているし、それなりに仕事もやっているし、場合によっては、本を書いている先生にもなるし、監督にもなるし、教育・社会評論家にもなるし、よくわからない社会貢献のためにがんばっているヘンな人にもなるし…。人の相談なんかにのっちゃったりするもんだから…だから、はっきり、そういえないのかもしれない。
はっきりそういわれてると、意地になってちゃんとやろうとするから、その方がいいのかもしれないが、それでもきっとちゃんとはやれない…とオレは思う。あからさまに、実はダメなんですぅ~といえる人生だったら、よほど楽だったろうに…と思うことの方が多い。
人のことを困ったちゃんといっているが、実は、自分が一番困ったちゃん。