秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

不沈空母

昨日、FB親友のTさんが、秀嶋カフェを昼間訪ねてきてくれた。
 
一度、きちんと直接話をした方が…という互いの思いもあったが、実はTさん、MOVEの具体化のために、山形でいろいろな画策をやっていて、MOVEが考える地産地消、近距離地域における物流展開のしくみを実現するために、役員をやっていた会社をやめて、MOVEが実行できる会社へ鞍替えしてしまっていた(笑)

なにかにつけ、行動が速い(笑)。
 
この数週間、MOVEに関わる人たちといろいろと話をし、それぞれの立場での関わり方、あり方を聴くと同時に、MOVEが最終的に目指しているものについて、個別に説明をしてきている。
 
Tさんとも電話では何度も、意志のすり合わせてやっていて、大方は理解してくれている…と思っていたが、Tさんのたとえが見事。「互いが言葉を共有する」。そこが、MOVE内部でも外部でも協働する上では重要なことなのだが、たとえを聴いてTさんの理解度の深さに感服する。
 
「MOVEっていうのは、要するに不沈空母と考えればいいんでしょう? そこにいろいろな戦闘機が搭載されて、それぞれが得意分野で戦闘展開して、協働を実現し、場合によっては編隊を組んで連携する。そして、帰着するところは、MOVEという空母。そういうイメージですよね? いわば総合商社、龍馬の海援隊のようなものと考えばいいんじゃないですか?」
 
まさに。オレの思惑通り。それを聴いた瞬間、それ以上の説明はいらないかった。
 
まだ、MOVEの中には、MOVEを戦艦のように考えている人もいる。一枚岩になって、同じ攻撃を一斉にやる。そこで戦果をあげ、共に利益や名誉を共有する。戦艦とはそうしたものだ。
 
しかし、そこには、機動力もなければ、多方面多岐にわたる展開攻撃ができない。成果は眼に見えてわかりやすいかもしれないが、それでは世界への広がりがない。

これまでの協働プロジェクトはないがしか専門性に特化したものだった。しかし、MOVEが目指しているのは、人々が集合できるベース基地をつくること。大いわき祭をやることが目的ではないのだ。