秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

的確な分析

FB仲間の中で、つねに私の心の深層をしっかりとらえてくれるIさん。
 
仕事もそちら方面の仕事をされている。あるとき、ズバリとオレが普段人に話していない思いを分析されて、おっ…となった。それに、オレが、ポキリと折れて、ふっと消えてしまう体質の人間なのだということも読まれてしまっている(笑)
 
そんなIさんが、またしてもやってくれた。昨日のブログへのFBでの書き込み。重要な指摘だ。あまりに重要過ぎるので、FBでもシェアしたが、このブログでも紹介させてもらいたい。
 
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 人対人の問題でも、 個人の心の中の事でも、 最も安易で愚かな思考パターンに 【原因追求思考】があります。 原因を発見してそこに手を差し伸べて、共に立ち上がろうとするのでしたら良いのですが、多くの場合原因を探し始めると=悪者を探し出して裁断する。 という思考パターンに陥りやすいもの。
何故そのように安易な思考に埋没するのか?
それは悪者を攻撃している自分=『正しい側に居る』と思えるから。 
それぐらい多くの人は、自分はこれで良いのか?という不確かさ抱えている。
個人の心の悩みも、『❍❍...の原因は❍❍であることが多い。』とか、無責任な書籍に書かれているものを読んでしまうと、『そうなのかも・・・』 と考えて自分の過去や生い立ちなどの【問題点】を探し出すことしか考えなくなってゆき、悪者探しのスパイラルに陥ってゆき、頑張れば頑張るほど治らない状態になってゆきます。

他者に対しても、社会に対してであっても、自分の心に対しても、安易な原因探し=悪者探しをしている思考である内は、何一つ解消はしない。
何故ならば、その思考は、可能性を全く見ていないから。

更には 『あいつが悪い。』 と言い始めた時点で、実はそれを言っている自分が果てしなく無力に成ってしまう。 ・・・という事に気付かない。
今のように人々が不安な世の中になってしまうと、自分に自信の無い者は、益々自分よりも弱い者、非難・攻撃する対象を欲するようになる。

そういった人達のアンダーメッセージは、『誰か私を認めて欲しい。』 『俺のこの不安を誰か救ってくれ~!』  ・・・助けを求めている様なもの。

醜い有様でしか自己を表現出来なくなった者達。

欧米人には弱くて、同じ東洋人に対しては見下そうとする差別傾向が有ったのも、実は差別する人の心の奥に自分への存在不安が有ったから。

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ウルトラQ以来、常にテレビが有った生活。 初めての一人暮らし以来、帰り着いたら寝るまで常に点いていたテレビ。 震災前に壊れてから、ふっと見なくなりましたけど、監督の様に良質なドキュメンタリーや映画は良かったですね。 
特に私達は、子供の頃から毎晩放映されていた映画を見て育ちました。
毎日見ていたから、有料の映画館だったら絶対見に行かないような映画も沢山見てきて、 それが思考や知識、考え方を広くしてくれました。
淀川さんにも、水野さんにも、「ありがとうございました。」です。