秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

女性の点と線

世の男たちというのは、基本、理屈っぽくできている。
 
しかし、女性にもてる男、人気のある男というのは、女性に対して理詰めで話をしたりしない。女性は論理的に物事をとらえるより、直感的で物を考える…というと女性差別だというアホなインテリがいるかもしれないが、どう考えても多くの女性はその普通を生きているとオレは思う。
 
それがいけないといっているのではない。すべからく、男というもの、その女性の女性ららしさを理解して接するのが、男らしさというものだ…といっている。
 
何かでもめたり、行き違いがあって、女性が「もう、いい!」と話を途中で投げ出したからって、数日経って、落ち着いて話ができるからって、「あのとき、お前、こういったけどさ…オレ、やっぱ違うと思うんだけど…」などと愚かなことをやるな!…といっているのだ。
 
女性にとって、その話はあのときの、あの勢いで語ったことに過ぎなく、それを継続的に考え、点を線で結んで議論を続けようなどととは、普通思っていない。見切っている。
 
ま、別れ話やもう愛想が尽きたという話は別だが、それが以外のほとんどはそういった線でつないでいこうとは考えない。一瞬一瞬の点で、女性は男性の度量や考え方、自分への思いを確認している。その一瞬で男の価値は乱高低するのだ。

点数を取り戻そうとして、以前の話を蒸し返すようなおバカはやっていはいけないし、相手を説き伏せようなどと、傲慢なことを思って自分の考えを通そうとしてはいけない。
 
女性はそういものだとわかれば、それなりの男の身の処し方はわかる。
 
かつて、といっても、いま50歳くらいまでの女性は我慢強いし、ちょっと古い教育の残り香があって、男性につきあって、線でつなぐ議論や話にも合わせてくれたけど、いまの20代、30代の女性にそんなことを求めてもムリ。
 
受けた教育や環境が違う。だから、その違いを楽しむくらいのゆとりがなくてはいけない…ということをこの間、コレドのMさんに話したのだが、どうも彼のブログを読むと、オレが超無理解なおやじのように書かれている…ったく…と思いつつ、きっと、そんな女性への思いを、オレの言葉を借りて、伝えたかったのだろう(笑)。