秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

いつか何処かで

なにもない週末は実に数カ月ぶり…
 
被災地への支援と取材を始めて、そこで、いわきの協働プロジェクトを思いついてから、週末の時間はほとんどつぶれていた。その間に自主作品の制作やブッティストの活動などもあり、本当に休んでいなかったのだな…と気づく。
 
人の一生など、長い人の歴史や地球の歴史からみたら、ほんの一瞬。その中で、できることなどたがかしれている。だが、たかがしていれいるからと毎日の自分の生活だけを考えて生きるか…それとも、他者や明日、そして自分のいない未来のために何かを築こう、残そうとして、あがきながら生きるか…
 
その違いで、たかがしれている一瞬のありかたも、姿もかわると思う。

人にはたぶん、一生の幸せの量も、苦しみや悲しみの量もあらかじめ約束されているのではないか…。
 
ある人は若くして、いろいろな幸せや幸運に恵まれ、与えられたいのちの仕事というのを果たしてしまう人がいる。また、ある人はずいぶん後年になって、幸せや運と出会い、果たしていなかったいのちの仕事をまっとうするという人もいるだろう。
 
どこで、その人が与えられたいのちの仕事をするかは、それぞれ。しかし、それが果たせるのは、その人がつねに、いのちの仕事を果たそう、やろうという気持ちがあるからできることだ…とオレは思う。
 
そうした気持ちが、いつか、何処かで、その人のいのちの仕事の質と重さを確かなものにしてくのだ。