秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

There's a place in the sun.

いま、大規模なプロジェクトをやろとうと情報収集とチームづくりを始めている。
 
いわき市へは、これから頻繁に顔を出すことになるだろう…そんなことを考えていたら、仕事の都合で現地へも、会議にもなかなか参加できないでいる、Tが携帯に電話をくれた。
 
港区の職員で商工観光課で、おもしろいことをやっている若い奴を紹介したいという。Tには、なにひとつ、最近の動向のレクチャーはしていない。オレが仲間たちと立ち上げた社会貢献グループの趣意書、活動方針書を渡しただけだ。
 
それ以外は3度ほど、酒を飲んだだけ。しかし、あれこれいわれる前に、自分にできることは…と思い続けていたのだろう。それが、人との出会いで、ピンと何かがひらめいた。
 
いさんで、オレに電話をしてきた。そればかりか、近くにきたからとオフィスに顔を出した。オレに話をしたくてしょうがなかったに違いない(笑)。
 
ところが、これが、また、いまオレがやろうとしていることには、力になる可能性のあるもの。
 
出会いを生かす、出会いを大事にいきる…ということは、こういうことなのだと改めて思う。人にはそれぞれの思いや欲、願いがある。それをああでもない、こうでもないと否定の対象にしているだけでは、それを生かすことはできない。
 
猜疑心や否定の気持ちでかかれば、それは相手の心にそうしたもの植え付けることにもなるし、自分を映す鏡のように、自分自身が猜疑心で見られたり、否定の対象にされてしまう…とオレは思う。
 
それが一粒の小さな種でも、相手を信じて撒いていけば、きっといつか芽をだし、幹を伸ばし、枝を張る…それがたとえ、小さく終ろうとも、ひとつの形になることが大事なのだ。
 
そのことをTはどこかで知っている。だから、頭から、オレがやろうとしていることのイメージが離れなかったか。そして、人と出会って、オレに紹介したいと心から思った。
 
うまくいくかどうかは別だ。そうした心持ちでいることが大事なのだ。願いがあれば、その願いをかなえる人、願いに同伴してくれる人、励ましてくれる人と、きっと出会える。
 
これから先、うまくいかないこと、想定したことではないこと、厚い壁にもぶつかるだろう。だが、それでも自分を、仲間を、人を信じて、進めば道は見える。他者の欲を生かそうという知恵は、人を信じることでしか生まれてこない。
 
オレはいまやろうとしているプロジェクトのテーマ曲をすでに決めている。この曲のように、何かを信じて、前へ進みたい。行動と実践…その中で、人は変わる。そして、ふとした力がきっと大きな一歩につながっていく。