秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

きっと叱られる

この数日原稿書きで無理をしていせいか、扁桃腺が再発する。
 
午後一番で診察を受けると、女医のI先生から、「だから、次の日も点滴をと言ったんですけどね?」と、やんわり注意される。ついでに、「歳とともに、体力も落ちてますから、無理をしないようにしてください。…とはいっても、この時期、無理をするしかないということもあるのでしょうけれど…」と、説諭されつつ、見透かされる。
 
「はい。大人しく寝てればよかったのですが…」。殊勝なオレ。だが、再度点滴を打ってもらうと、やはり脅威的な回復!
 
と思い、夕方からドラマ企画の打ち合わせで、待ち合わせのエイペックスビルのドトールへ。
 
4月に、ある海外の原作本で、10万部以上を売っている絵本を題材にしたCDをエイペックスからリリースし、DVDがポニーキャニオンから出るのだが、その企画の仕掛け人で、メーカーでもある、アニメ会社社長のKさん、その下で尽力した博報堂の下請けをやっているPR会社のYさん、プランナーでもあるが、日本紹介の映画作品をつくっている映画監督のユダヤ系カナダ人のMさんと合流。
 
Kさんとオレが題材にしようとしている、モデルの高齢の女性と交流があることから、トロント在住のMさんが一枚かむことになった。その初顔合わせ。
 
これから企画書をお越し、出資してくれるスポンサーやオンエア先を検討するというスタートライン。構想と骨組みは、オレの頭の中ではもう出来上がっている。オレが一人で進めている、ある映画の企画で、すでに協力をいただくことになっている団体にも提言できる内容。
 
昨夜は顔合わせだから、おおまかな構想の趣旨と段取りを確認し、流れでKさんがよくいくという外苑の店へ。そこで、日本酒が好きだというカナダ人のMと二人でやり始めて、すぐに、急激に酔いが回る。それはそうだ。血液中、体中が抗生物質ちゃぷちゃぷになっている。
 
体調の悪いオレに気を遣ってもらって、そこそこに切り上げ、解散。事務所にもどり、雑務を片付けていたら、あっという間に11時。微量の酒で心臓がバクバクしたが、すっかり冷めて、果てどうしたものか。
 
結局、コレドに顔を出すと、最近、出席率が異常にいい、元NHKのSさん、格安旅行会社のK、それに海坊主のKのそろい踏み。いつも、何がさびしいのか、最後までいる格安のKと、結局2時過ぎまで、いま話題のアフリカ、中東問題から ニュージーランド地震被害、国内政治、文化、映画、そして、Facebookの話題で盛り上がる。
 
「いつか国境も肌の色も言語も越えて、地球がひとつの国家という時代がくる…」と、オレの宮沢賢治のような夢を語リ続ける。喉は休まる間がない。
 
女医のI先生に知れたら、きっと叱られる。