秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

風邪の九星

朝6時に起床して、外出の準備をしていると、どうも体調がおかしい。
 
二日酔い、前日の騒ぎ過ぎの疲れかとも思ったが、それとは違う。これはヤバイと思いつつ、これも年中行事の九星(四柱推命陰陽道)の勉強会に参加する。
 
解説は旧知のMさん。昨年のこの日と同じく、解説がMさんで司会がオレという配役になってしまう。
 
九星というとわからない人もいるかもしれないが、たとえば、五黄土星とか七赤金星とかいうとわかると思う。
 
誕生年によって、一白水星から九紫火星までに分けられた方位版の位置関係によって、また、姓名の文字の画数と字のつくりからその性を五行(火木水金土)に分け、火星、木星、水星、金星、土星の生まれ星と連動させて、その人の一年や未来を占う。
 
別に未来を占うことが目的ではなく、どんなにいい年回り、いい運勢の位置に自分の星があったとしても、すべてがうまくいくというわけでもなく、逆に、悪い年回り、悪い運勢の位置に自分の星があっても、すべてが悪いというわけでもない。
 
自分に現れた現象にどう向き合い、それをどう生かすかにすべてはかかっているから、こういう一年とわかったからといって有頂天になるものでもないし、落胆するものでもない。
 
悪い年回りやはっきしない年回りというのは、数年後のよい年への布石であったり、そこをどうしのぐかで、次が決まるというテスト期間のようなものなのだ。いつも心に平常心を保ち、人や出来事の縁、出会いを大切にしていれば、一機に問題は解決しなくても、よい方向へと現象が変わっていく。それが、九星から学ぶべき、本質だ。
 
という学びをさせてもらって、旧知のMさんとちょいと立ち話をした当たりから、明らかな風邪の予兆。昼飯はなんとか食べたが、夕方予定されていた会議まで持ちそうになく、KWに断りをいって退散。
 
が、しかし。六本木の旅籠という和食割烹でバイトしている女優の内田悠子に夜メシをしようと誘われていた! 何やら用件のありそうな雰囲気。で、少し横になってから向かうと…。
 
どうした、おまえ? と、叫びたくなるような用件。オレの誕生日のお祝いをひとりでやってくれたのだ! 馴染みの店長さん、料理長まで内田に付き合い、あれこれ料理やハッピーバースディのケーキなどに手をかけてくれていた。
 
祝いにと何かもらったことはあるが、わざわざ、連絡をくれて、こうして手の凝ったことを奴がやるのは初。「どうしたんだ? お前?」がつい何度も口を突いて出る。
 
せっかくの心遣いながら、しかし、体調が悪い。内田には申し訳なかった。気持だけはしっかりもらった。
 
内田には、恋人もできて、年齢からいえば、先々結婚もあるだろう。舞台や芝居の世界に生きることも、自由できている。これまでよりはラクな形で芝居も続けられるだろう。知り合いや仲間の伝手で、仕事の縁も自らつくりだしている。
 
オレはオレの芝居や映画のために、自分の仕事に専念するしかないので、陰ながら応援することしかできないが、いい出会いと縁を活かして欲しいと願う。今年満32歳の奴は、三碧木星
 
あまりいい年回りではないが、冬の季節の中で体力と知力を蓄え、来年以後のチャンスのために実力を養うとき、出会いと縁が身を助ける。