秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

新年のいい酒

東映本社試写室で、昨年、制作した東映自主作品の初号試写。
 
編集システムの入れ替えの不具合で、時間がかかってしまい、納品が年越しになった。スズメのくちばしを開けて、支払を待っている関係者には申し訳ないが、やむえない。
 
仕事の節目は、スーツで。今年は、これも一年の決め事にした。ところが、オレのスーツ姿、あまり評判がよくない。東映など得意先では、おっと驚かれはするが、評判が悪いということはない。たまにスーツはあるので、理由がわかっているからだ。
 
秀嶋組の連中も、インタビュー取材などでオレがスーツ姿で現れることに慣れているから、TPOと相手への敬意を示しているのだなと理解できる。
 
それのわからない、仲間内、知り合いの評価がよくないのだ。
 
まず、遠目に見て、オレとわからない(笑)。次に、見慣れてないから、超驚かれる(笑)。さらに、驚くからこんな言葉になってしまう。「仮装パーティ?」「七五三?」。
 
昨日も、事務所にもどっていると、下のフロアでインテリアデザインの会社をやっているCさんとばったり。驚いちゃった!といいながら、出てきた言葉は、七五三?
 
ということで、お世話になっているYさんと夕刻から浅草の助六で飲むのに、そのままスーツでとも思ったが、いつものチャライ、若造風に着替えて出る。
 
せっかくだからと、新年だし、浅草寺にお参りしてから、助六へ。
 
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なんといっても、ここの女将さん、夫婦でやっているので、オレはいつもお母さんと読んでいるのだが、初めてオレが来たとき、浅草の芸人と思ったという。それくらいチャラク見えたということ。
 
やはり、助六大人気。金曜日ということもあるが、客を断るほどの繁盛。すっかりできあがって、店を出ようとすると、入り口付近に座っていた団塊世代くらいの初老の二人ずれの男性が、「あんたは、いいよ」と声をかけてくる。
 
オレの話を横で聞いていたらしく、いまどき気骨のある年下だと思ってくれたらしい。
なんとなく、コレドで出会ったSさん風のノリ。握手を求められ、また、飲もうよと誘われる。
 
新年のいい酒。課題は多く、試練はあるが、こうしたいい人たちとの出会いがあると救われる。帰り際、T大教授秘書のTさんから、コレドへ行きませんか?とメールがあったが、同伴仲間から抜けられそうもなく、不義理をする。
 
しかし、やはり、浅草は遠い。ほどよい酔いと疲れで12時には爆睡。