夜のイチョウ並木

早朝からの撮影を終えて、久しぶりに夜のイチョウ並木へ。

 

青森での巡回公演が終わって、旅公演バスで東京に戻り、その足で撮影に参加した悠子とセーランで食事をする。

 

旅公演の御褒美と、撮影インの自分へのご褒美。このところ、まともな食事をしていなかったオレ。野菜もきちんととる食事。

 

しかし、いつもながら、ここの食前酒に飲むシャンパンは超うまい。デカンタでワインを二本ほどやり、デザートを食べたころには、すっかり満腹になり、睡魔が襲う。

 

西麻布のオレも知っている湯葉懐石＆バーの店長に、旅公演を心配してくれたお礼に顔を出すという悠子と別れ、事務所に戻ると、早々に寝る。

 

明日も早朝からの撮影。忙しいときほど、ちょっと贅沢でもきちんとした食事。その大切さが、体に現れる。

 

夜のイチョウ並木はまだ、色づいておらず、悠子からもらった青森のみあげ、太宰治の出版当時の表紙をデザインした、「津軽」の、中はクッキー。

 

その中途半端ながら、味わいのある二つが奇妙なコントラスで心象風景に変わる。

 

落ち着いて、色づいたイチョウ並木を散策できるには、まだ、少し時間がいる。