秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

いつか、してやったり

企画書書きで睡眠不足。昼間、相模原の固定資産税の1期分の受け取りと経理の件で相模原のかみさんが来訪。
 
息子の21年目の誕生日。この間、成人したと思っていたら、あっという間の一年。もう親から誕生日を祝ってもらうという年齢ではないが、あまり顔を見ることのない奴にメールを送る。男の子だ、返信はない。だが、それでいい。思いを伝えることが大事。
 
地域活動をやっているかみさんは、いろいろな人と地元で交流を持っている。聞くと、いずれも、長引く不況や仕事量の減少で苦労している家庭ばかり。工務店仕事が少なくなった鳶の職人さんや自営の方、生活保護を申請した適応障害で社会参加できない人など。
 
世の中、人が思うほど、経済状況も生活もよくなっていはいない。
 
この数年、売上げが落ち、節目節目で資金繰りに苦労するのは、うちの会社ばかりではない。いずれも、あれこれ工夫はしているのだろうが、工夫の成果がすぐに現われないし、読めないのがいま。
 
昨年から春にかけて、思い切った自主作品の制作に踏み切り、経費削減のため移転し、出費続き。だが、成果が出るまでまだ時間がかかる。子ども手当て、参議院選挙で行政の人と時間がとられ、例年通りの市場の反応がないのが実状だ。
 
自分の力だけでどうにかできること、できないことはあるだろうが、成果が生まれるまで休まず、たゆまずの心で一つ一つの仕事に励むしかない。苦しさの向こうには、朝日がくる。いつか、してやったりと振り返られる。
 
夕方、女優の内田悠子が来訪。いまダンスの公演準備で忙しいが、たまたま稽古が休みになったと顔を出す。二月にまたがるダンス公演で、痩せてもいるが、バイトの掛け持ちで眠そう。
 
ブロダクションの対応の遅さ、緩さにいろいろ悩むこと、考えることもあるのだろうが、腐らず、いまできることをとがんばっている。悠子は、最初に出会った頃に比べたら、いい意味で強くなったし、腐らなくなった。それに、人目にふれるバイト仕事で、オーラも出てきた。
 
人目にさらされる服装、人目を意識した生活をやれ。体育会系ではなく、女性系で。そういい続けてきたオレとしてはしてやったり。
 
だが、普段自信のない奴は、オレのこの言葉を聞けば、きっと、奴の方がしてやったりとにんまり笑っているだろう。