秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

人の役目

一日ブログの更新をさぼっていたので、本日は二日分。

昨日は、自主制作企画の資金協力を依頼に、Yさんと打ち合わせ。

人権啓発担当部署にいるYさんとは、長い付き合い。3年前、結婚差別を題材とした人権啓発作品の制作を依頼されてから、人権つながりで、あれこれ情報交換をするようになっている。

丁度、スタッフ向けに、ハラスメントの人権学習を始めたと聴いて、来期の販売へ向けて制作する、うちのハラスメント作品とのタイアップができないかと考えたのだ。

以前は、なにかと飲む機会も多かったのだが、このところ、それもなかったので、珍しく方南町の養老ノ瀧で飲む。養老に入ったのは、学生時代以来。たまには、それもいいと、5時近くから飲む。

最近は、やはり、どこでもハイボールばやり。コマーシャルの力絶大。ここでも、角のジョッキグラスでハイボールを出している。大衆のマインドは、やはり、こんなふうに動いているのだ。数年前から、ハイボールにこっているオレは、改めて、自分の時代感を自慢。

Yさんも何度かRedに来ているのだが、オレのブログを読んでくれていて、オレのRedでの取り組みを賞賛。「秀嶋さんって、いつも人の相談ばかり乗ってますよね」。確かに。それでいいのだ。役に立つことがあれば、それでいい。いまできることを、精いっぱいやる。それで、自分も周囲も楽しければ、それでいい。

Yさんは、オレのボランティア活動や日々の取り組みをうらやましいといっていった。だが、人にはそれぞれ役目、役割というのがある。Yさんは、Yさんの立場でなければ、できない役割、使命がある。実際に、オレがつくった人権啓発DVDを持って、全国のスタッフに人権研修をやっている。

人には、人ぞれぞれ、社会のためにできることは違う。それだけのことだ。

遠隔地に住むYさんは、8時過ぎには地下鉄に乗らないと自宅まで2時間かかる人。早い時間から飲んでいたので、オレは結構酔ってしまった。ほどよい時間で別れる。

携帯を見ると、Ryokoから着信あり。教育映像祭優秀賞受賞のお祝いと転居先契約決定の報告。よかったよかった。これで、ストレスの多い、同居生活から解消される。来月3日に、同じ麻布十番に越すという。それまでは、友人宅で待機。ちょい青山界隈とは離れているから、Redに顔を出すのは、3日以降になる。

このところ、不思議な現象。あれこれ、人と会う約束や連絡を貰う中、どの人間からも3日に、という言葉がでる。仕事の関係なども、3日がキーワードになっている。不思議。

ちょうど方南町で飲んでいたので、帰り際、ベティに筺まだ、仕事をしている時間。やはり、連絡がつかず。奴の帰宅時間が合えば、どっかで一杯とも思ったが、金曜の夜は仕事か、はっちゃけの奴。コレは無理だろうと、乃木坂に戻る。

このところの原稿書きや今年制作の自主作品の企画書書き、それに銀行に提出する決算書などの整理で、疲れ気味だったのか、乃木坂に戻ると、まだ早い時間だというのに、ソファで転寝。深夜2時に目を覚ますと、ベティから10時近くに着信あり。深夜なので、控える。

この間、酒豪編集者Rと飲んだときから、疲れを感じていたが、大して運動もしていないのに、睡魔にやられた。原稿書きは、たいしたことをしていないようで、結構、体にくる。

自主企画作品にせよ、書きかけの小説にせよ、酒豪編集者Rとやっている評論本にせよ、どこかで、きちんと形にしなくては。その焦りもあったのかもしれない。

Rには、焦ってはいけないと忠告しながら、オレが焦っている。大きな発想の転換をしていかなくては、先が見えない時代。

あれこれ考えること、工夫のいることが多いときだが、これも試練と受け止めて、少しずつ前へ進むしかない。みんなそれを感じているのではないかと思う。

数日前に物書きのMちゃんにもメールしたが、引きこもり系籠の鳥だった奴が、あれこれ、外を飛び回っている。前へ進む何かをみつけているようだった。

Yさんは、Redのつながりやオレの取り組みをうらやましがっていたが、いつまでもみんなが相談や悩みごとをこぼしているわけではない。次へ羽ばたくために、そうしているだけなのだ。

それぞれの人間が、それぞれの道を、前向きに歩んでくれるようになれば、オレの役目も終わる。