秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

御礼のメールに感謝、そして見舞いに

試写会は盛況で本当によかった

朝まで飲んで ちょっと睡眠不足だったが

やはり 睡眠不足のMちゃんと夜 西麻布で焼肉しようといっていたが 布団からでられないほど眠たが

ってる じゃ 日を改めてと オレもBSで「大統領の陰謀」を観て 今日は昼まで爆睡

PCを立ち上げ 御礼のメールを参加者のみなさんに送る

著名ナレーターのTさんから ご丁寧なご返信 Tさんと同行されたプロデューサーのSさんからも的確

なご批評をいただいたし 高田馬場老舗レストラン「大都会」のMさんからも ご丁寧な御礼のことばを

いただいた

よく訊かれることを某大手商事会社Oさんからも訊かれた 

どうして秀嶋さんはこれだけの作品がつくれるのにエンターテナーというか メジャーな仕事をしようと

しないのか

「だって ぼくは確信犯ですから」いつもそうした問いかけにそう答える

別にエンターテナー作品がいやなわけじゃない やりたいとも思う

ただ この国の映像業界は 明確な作家的主張やポリシーが強い人は 普通の制作ラインには乗りにくい

のだ だから 社会派といわれる監督は 新藤兼人のように近代映画協会といった独立をプロをつくった

り 今村昌平のような人はマイナー公開の映画をつくるしかない

つまり ブームの監督やテレビ・映画出身の監督で売れっ子でなければ 自分で資金をある程度集めない

とメジャー映画は撮らせてもらえない

注文された仕事を注文された通りにつくる職業映画人と映画を作家活動と考えている人間とでは表現の場

も内容も違う

映画監督は貧乏だといわれるのは そうしたことが背景にあるのだ

演劇でもそうだが 社会に対してきちんと向き合い 自分の表現へのこだわりがある人は食べて

いきにくいし 生きづらい それがこの世界だ 

金や名声以外の何かがないと続けられる仕事ではない それが監督や舞台の仕事 そう思っているのはオ

レだけなのだろうか…

業界人でもないのに そんな話を「うむうむ」と聞くのが 入院中のNoriko

酒の抜けた今日は おふくろさんも急遽上京するというので

痛みで顔をしかめていた奴の様子を見にいった

そういえば もうすぐ お雛様 ふと気づいて ちょっと奮発して 高級いちごを見舞いに持っていく

すでに用賀でバーのオーナーをやっているという親友らしき男性が見舞いに来ていた

Norikoとオレの漫才みたいなやり取りを隣で笑って聞いている きっといい人なのだ

オレと同じように Norikoを心配してくれる人がいることに ふと安心したりする

実は Norikoはかなりの読書家 病室で宮本輝なんて硬派の小説を読んでいる

Norikoにはいつもバカだ 頭の手術をしろなどと毒舌を吐いているオレだが 奴の知性や感性の高さを

実はだれより認めている 人は学歴や経歴ではない なんでもそうだかが センスがすべて

あまりほめると調子に乗るから 普段いわないが 奴のセンスは抜群なのだ

だからなのだろう 乃木坂のハンナのばばあにNorikoが入院していると伝えると 退院したら連れてきて

という

退院したら ご褒美に連れてってやると告げ 若い親友との時間の邪魔にならぬよう ロートルは去る

雨の中 ひとり自転車を走らせる

明日は息子のW大学の合格発表だ