秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

息子の進学 オレの仕事

息子はW大はだめだった

W大でも比較的やさしい学部を選択させたが C大法学部には合格していたから

もう一息だったのだろうと思う W大K大J大はオレたちの頃とちがい 中学生時代からバリバリ塾通い

をしないと合格できないレベルまで上がっている

そういえば お前らの偏差値じゃ いま うちの大学合格できなぞと 以前 仲人のW大教授に笑い話に

されたことがあったっけ… これも格差社会のひとつの姿だ

奴は 冷静というか 気持ちのケリをつけるために発表前から おふくろとおやじの出たW大は 

遠いだの 親をみてるとそんなにいい大学とは思えないなど ま だめだったときの防波堤を築いていた

昨年 現役のときには 本命だったA大法学部も落ち 合格したのはN大法学部だけだったから

A大もMG大、G大もすべて受かり 法学部ではW大に並ぶC大法学部合格は 実に画期的なこと

ただ これで奴のW大嫌いが拍車をかけないかと 少しだけ心配 なんとかキライはなんとかスキの

パターン つまらないコンプレックスを持ってほしくない

というか たぶん 奴は子どもの頃からオレたち親ふたりがW大卒なのを 相当に意識していた

オレたちからあえてそれを言うことはしなかったが W大の野球やラグビーに熱狂している両親をみえれ

ば ふんわりした中に圧力は感じていただろう

しかし 前向きに考える奴だから 相模原の家からはやたら近いし バイト先も近辺でみつけられるし

受験のため中断していた英会話スクールも通学途中にあると 結構考えている

そういうことをしっかり考えていると聞いて ま よしとしよう


試写会だ 息子の進学だ そのための金の工面だと あれこれ気にかかることもあり 自分の仕事をない

がしろにしていた

かつ この不景気で販売ソフトの売上げも減少気味だから 自主制作作品にもとりかからねば 春の東映

の販売にまにあわない かつ 遅くとも来年は舞台をと劇場探しの予定が入っているし そのためのサポ

ート団体への根回しもある さらに これを映画化する希望があるから とっととシナリオにしなくては

いけない はたまた 前から書き進めている小説があともう少しで完成するのだから コツコツ原稿に向

かうこともしなくてはいけない それとは別に 酒豪体育会系編集者Rに話した新しい本の企画も形にす

るための取り組みを急がなくていけない

物事には天地人が必要だと以前書いたが そのための出会いをつくる努力も必要 人とも会わなくては

よく考えれば やること やらなければいけないことだらけ

だが 息子が大学進学が決まり これでオレがどうなっても とりあえずの心配はなくなった

早死にする気はさらさらないが 龍馬のように 死ぬ時は何かを変えるために 前のめりに死にたい

おだやかな老後など期待できないし 期待しないオレは Mちゃんが言うように キケンな人なのだろう

か…