秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

本物であるということ

年金問題が またも再発している


社会保険庁職員による 消えた年金 

つまり 年金記録の改ざん問題も 年金記録の記録のずさんさも いまだ 解決せず 

あんぽんたん安倍晋三が約束した期限を三年過ぎても いまだ 正式な受給が受けられない人 

改ざんされたままの年金を受け取り 亡くなった方など 政府の遅々として進まない対応によ

り 不遇を 不平等を 辛酸を嘗めさせられている高齢者たちがいる


これから年金を受け取る人で 記録のミスを指摘しても なんらその回答がえられない

事実 オレも 昨年の年金記録確認の送付便で サラリーマン期間の記録が欠落していて

それは 氏名を変更したことが大きな理由だとは思うが それを知らせても まだ 返事もこない


そこに 年金の支払いは 2年を過ぎると納付を受け付けないという規定を無視して 社会保険事務所

職員の妻を優遇し 納付させたという事実が発覚し かつ 年金を支払ってもいないのに 

社会保険事務所の職員が 自ら操作し 年金を受給していたかもしれないという疑惑まで出てきた


そもそも 消えた年金の多くは 社会保険事務所の職員が 企業と結託して 企業が支払うべき年金負担

をごまし 記録そのものを意図的に消したことや 年金記録を改ざんして 宙に浮いた年金支払いの金を

着服するなど 犯罪 人語に劣ることを平気でやってきたからだ


年金 後期高齢者医療による高齢者への負担増 生活保護費のカット 高齢者ばかりの限界集落への無策

介護保険を悪用した老人福祉施設の行政の管理監督のずさんさ 名ばかりの救急医療 医師不足と医師の

過重労働への政府の無対応 公的な保育園の不足と 高齢者や女性 子どもに対する福祉 公的サービス

の希薄さ 薄情さと その対応の甘さ ずさんを知ると いつも はらわたが煮えくり返るような

怒りを覚える アホな自公独裁政権や政治家 私腹を肥やす財界人に 天誅を下したくなる

細々と生きる人々の生活や命を守れず 税金を絞りとり 仕事と生活を奪い その犠牲に立つ輩にこそ 

罰せられるべき 犯罪者だ  


高齢者 子ども 母親 生活困窮者 病人… そうしたサポートを必要とする人々 地域を救えない

安心を補完できない政治 国は 必ず 滅びる

国は残っても そこに 心豊かな人心は育まれず 国あって 国にあらず 人にあって 人にあらず

他国からも尊敬されず 国の体裁をとるだけの 鬼畜の国と成り果てる

そんな国で 子どもの教育など ちゃんちゃらおかしい まともな子どもが育つわけがない

現実に この数年 いじめや援交 無差別殺人など 多くの事件が それを実証している

事件を起こした犯罪者を罰するのは当然だが そうした鬼畜を生んでしまっているのは 弱き者

社会的なハンディを負う者への 救済の心が この国に失われていることが 何よりの原因なのだ


政治家も 企業人も 本物であるための努めを果たしていない


本物であるための努めとは 国民のため お客様のため 他者のために 真剣に 「私」を捨て

いまある課題 いまやらなければならない仕事に取り組み 社会への貢献をきちんと果たすことだ

いわば プロの流儀 プロの根性と精神を持つこと


それは 職人やプロのアスリートだけのことではなく それぞれが生きる生活の中で 自分の仕事

仕事の役割 そして その仕事に関る人々に対して プロであらんとすることだ


自己を犠牲にしても 自分は差し置いても 自分にできる最善を尽くして プロたらんとすることだ


余興やお遊びの時間は もう終わっている パッと盛り上げれば ごまかせる時代は終わっている

人々は なんとない不安の中で 現実に目を向けるのがこわくて それに乗っているだけだ

あるいは 根っからのあんぽんたんで 現実を知らないだけだ


本物であろうとする あらんとするには 辛さ 苦しさ 困難に直面する

しかし 人は生まれながらに それぞの使命がある 意味もなくこの世に生を受けたのではない

そのミッションに気づくこと ミッションを生きること それが人の生きる道なのだ

ささやかな 生活の中の小さなことでもよい そのミッションを感じ 行動せよ