秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

なんちゃらっていう、なんちゃって

秀嶋組の助監督Yと進行の打ち合わせをしたあと、赤坂の赤蔵に出向く。
 
だんだん馴染んできた店の方たちとおバカな話をまじえながら、あれこれ。ここは本当にメシがうまい。それに重くない。で、酒もうまい。かつ、値段が安い!
 
異性同伴でもいいし、同性同士でもいいし、グループでも。
 
そこそこ酔ったが、今日がチラシ配り以外の業務がないことに気づき、Yとわかれて、コレドへ。映画関係の人間もくるというので、そこそこのところで席を立とうとするが、珍しくMちゃんが、もう飲まないの?…
 
オレは基本業界関係、それは映画であれ、出版であれ、広告であれ、テレビであれ、ラジオであれ、デザインであれ…業界つながりの奴らがつるんで飲んでいる席は好きではない。いろいろと業種や仕事、生活の違う奴が集ってこそ、おもしろみがある。
 
人間的な厚みや教養、エスプリもいろいろな人間の中で、通用するかどうかの方が本物なのか、そうでないのかもわかる。ちまちました甘えの構図は大嫌いなのだ。
 
仕方なく、静かに脇で飲んでいると、初期の作品はオレも好きなH監督がオレに声をかけてくる。基本、人間的には好きなタイプではない。それが福島の話題からあれこれふれていくうちに、おバカを露呈してくるものだから、理屈でつぶす。
 
頭の悪い奴は、言葉が悪し、汚いというのが相場。自分の見える世界がすべてだと思い込んでいるおバカな業界人にへきえきしながら、せっかくのくつろぎ酒がまずくなる。
 
ああ…この国のなんちゃらっていう、なんちゃっては、どうしてこうも貧相な種族ばかりなのだ。ばかばかしい。