秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

人を信じ、世界は変えられると信じ

午前中、著名ナレーターのTさん、Tさんの朗読会をプロデュースしているSさん、それに明るい社会づくり運動の港部会の副責任者のKさんと「自然観察会」の会場となる芝公園を下見。
 
事務所で落ち合い、内容の確認と詰めを行い、芝公園へいったのだが、東京タワー下と増上寺の間にある小高い森には、意外に自然が残っている。それに、一歩入ると涼しい。
 
自然の中の朗読会。赤坂で会社を経営するKさんとオレが酒を飲みながら話すうちに浮かんだ企画。現場を見て、意外にいけるかもと新しい可能性を感じる。
 
Kさんが東京プリンスの中華レストランを予約してくれていて、しばし、談笑。Tさんとは20年来の付き合いだが、SさんとはまだTさんを介して知り合って2年ほど。
 
オレの試写会などには来てもらっているが、こうしてゆっくり少人数で語り合うことはなかった。何者かよくわからないオレに興味津々、あれこれ質問攻めにあう
 
「秀嶋さんは若いな。肌なんでつやつやしてる」の言葉に、「博多育ちですから、幼い頃から豚骨ラーメンばかり食べてたからですよ。コラーゲン、人の倍とってますから」に、爆笑。
 
もう気心がわかっている。きっといい自然観察会、そして朗読会になるだろうと確信した。
 
昼過ぎに別れ、夕刻近くに、オーディション帰りに女優のYが二ヶ月ぶりに来訪。
 
この一月、オレも企画書制作で忙しかったが、Yもオーディションや通っている藝術系大学の勉強と東京藝大短期大の映画学科学生たちの課題映画制作の出演などで、忙しかった。
 
自分の大学のレベルを遥かに越えている。プロ仕様の藝大の制作システムに驚いたらしい。
 
昨夜は隅田川の花火大会だった。
 
その隅田川の花火大会が復活した30年近く前、その花火大会を芝居のネタの一つに使った舞台をやった。その台本の読みを女優と二人、ダメだしをしながらやっている…。奇妙な偶然だなと、あれこれ注文をつけながら、ふと思う。
 
8月。6日、9日は、広島、長崎の原爆投下の日。そして、15日は敗戦記念日。いつも暑い夏に思うのは、あの戦争のこと。そして、いまある平和のこと。いまも世界のあちこちで続く内戦や紛争、飢餓や貧困のこと…。
 
その思いのひとつを、29日の「貧乏神さまさま」の朗読会で形にできる。
 
人を信じ、世界は変えられると信じ、いま自分にできる平和への取り組みを生活の中から実践していく。その思いと願いは、いまも、そして、これからも変らない。